高校を中退してから、俺の人生ってほんと行き当たりばったりでした。バイクが好きで、学校なんて必要ないと思い込んでいた。朝起きてバイク乗って、仲間と走り回って、夜は飲んで寝る。その繰り返し。給料もなくて、親からもらった小銭でガソリン代を捻出する毎日。こんな生活が続くんだろうなって、漠然と思ってました。
だけど、そういう日々の中で、だんだん不安が膨らんでいくんですよね。このままでいいのか、みたいな。バイク仲間と走ってる時は楽しいけど、ふと一人になると、得体の知れない焦燥感に襲われる。学歴もないし、将来どうなるんだろう、って。そういう時期が続いてました。
バイク仲間の一言が、すべてを変えた
バイク仲間の一人が、ある日俺に声をかけてくれたんです。「お前、出張ホストってやってみないか?」ってね。正直、その時点では出張ホストがなんなのか、ぜんぜんわかってませんでした。でも仲間の話を聞いてると、学歴とか関係なく、実力次第で稼げるらしい。そして、新宿という場所で仕事があるという。
その話を聞いたとき、ピン!と来たんです。これだ、って。給料がほしい、お金を稼ぎたい、そういう単純な欲求が俺を動かしました。学歴がないから諦めるしかないと思ってたことが、もしかして叶うんじゃないか。そういう可能性を感じたんですよ。
面接を受けるときは、正直ドキドキでした。高卒どころか中退だし、バイク乗り以外に取り柄もない。でも面接官の人が、「君は度胸あるね」「物怖じしない性格だ」って言ってくれたんです。バイクで培った度胸と行動力が、ここで武器になるんだと初めて気づきました。
右も左も分からない状態からのスタート
採用が決まったのはいいけど、入ってからが大変でした。何をどうすればいいのか、ほんっっっとにわかんない。先輩たちのプレイを見よう見まねでやってみるんだけど、うまくいかない。お客さんにも気を遣わせてしまうことばっかり。失敗も数えきれないくらいしました。
でも、バイクの世界で培ったものって、ほんとに役に立ったんです。バイクで危ない状況も何度も経験してるから、変な空気になっても「あ、これはこうすればいい」みたいなのが、なぜか体で分かる。バイク乗りって、度胸がいるじゃないですか。スピード出して、危険と隣り合わせで走る。その中で、自然と度胸が身につくんですよ。それがここで生きてくるって、おもしろいなって思いました。
少しずつ経験を積み重ねていくうちに、失敗も減っていった。お客さんとの距離も近くなっていった。やることが見えてくると、おもしろくなってくるんですよね。稼げるようになるのも、そう遠くない気がしました。
バイクの話で意気投合したお客さんとのツーリング
働き始めて数ヶ月経った時のことです。とあるお客さんと、バイクの話で盛り上がったんです。そのお客さんもバイク好きで、同じメーカーのバイクに乗ってる。話が止まんないくらい盛り上がった。その流れで、「今度一緒にツーリング行こうぜ」って誘ってもらったんです。
仕事の縁が、こんなにプライベートまで広がるって、想像してなかったですよ。バイク仲間と走るのとは違う、なんか新しい世界が広がった感じがしました。そのお客さんとのツーリングで、全国いろんな場所を走った。新しいルートを知ることができたし、同じバイク好きのコミュニティみたいなのが広がっていくのを感じました。
「世界一周」という具体的な夢が生まれた
出張ホストで稼いだお金で、バイクを乗り継ぎ始めたんです。最初は小さいバイクだったけど、稼ぎが増えるにつれて、だんだん大きいバイクに乗り替えていった。そうするうちに、ある時ふと思ったんですよ。「あ、俺、世界中をバイクで旅したい」って。
それまで、「将来は何になりたいのか」なんて、真剣に考えたことなかった。でも、この仕事をしていく中で、稼ぐ喜びを知ることができて、お金を貯めることの楽しさを知ることができて。気がついたら、「世界を旅する」という具体的な目標が浮かんでたんです。
学歴がないことで、ずっと諦めてた。何かを成し遂げるなんて、自分には無理だと思い込んでた。でもこの仕事を通じて、学歴がなくても、やる気と度胸があれば、挑戦できるんだってことを学びました。
今、俺は資金を貯めながら夢に向かってる
今は、その世界一周の夢に向かって、毎日働いてます。出張ホストという仕事が、俺の人生を大きく変えてくれた。高校を中退した俺が、学歴を気にせず、実力次第で稼げるこの環境。新宿という場所で、毎日いろんなお客さんと出会える。そういう環境に身を置くことで、人生が本当に変わるんだってことを実感してます。
バイク乗りの度胸と行動力は、ここで最高の武器になった。失敗も多かったけど、その失敗の中から学ぶことも多かった。何より、目標を持つことの大切さを学びました。お金を稼ぐことだけが目的じゃなくて、その先にある夢を見ることが、毎日を楽しくしてくれるんです。
まだまだ資金は足りない。でも、ここで働いていれば、その夢は絶対に叶う。そういう確信を持てるようになりました。バイク乗りのおバカな俺が、世界を股にかけて走る日も、そう遠くない気がします。この仕事は、俺にとって単なるアルバイトじゃなくて、夢を実現させるための最高のプラットフォームなんです。
タイガ 21歳 バイク乗り

