毎朝、同じ時間に目覚まし時計が鳴って、決まった顔ぶれで満員電車に揺られる。そんな繰り返しの日々が、いつからか息苦しく感じるようになっていました。会社員として安定はしていたけれど、心がどんどん疲弊していくような感覚。そんなとき、唯一自分を救ってくれたのがアウトドアでした。休日にキャンプや登山に出かけて、自然の中でリフレッシュすることが何よりの癒しになっていたんです。
ただ、会社の給料だけでは余裕がなくて、もっと好きなことにお金を使いたいという気持ちがありました。そこで副業を探し始めたときに、求人サイトで出張ホストのキャスト募集を見つけたんです。正直なところ、最初は興味本位というか、試しに応募してみるくらいの気持ちでした。
思いがけずスムーズに採用が決まった
応募のプロセスが意外とシンプルで、面接を受けたらあっさり採用が決まってしまいました。正直、こんなに簡単に決まるとは思っていなかったので、少し驚いた部分もあります。ただ本業も続けたかったので、週末を中心に働くというかたちで、スケジュール調整をしてもらうことにしました。
初めての出勤のときは、接客の勝手がまったくわかっていなくて、かなり戸惑いました。何をどう話せばいいのか、どんなタイミングで何を伝えるべきなのか。会社員としての毎日とは全く違う環境で、最初のうちは緊張の連続でした。
アウトドアで培った対応力が思わぬ形で役立った
ただ、働き始めてしばらく経つと、意外な発見がありました。キャンプや登山で培った臨機応変な対応力が、この仕事でも活きてきたんです。アウトドアでは予期しない天候変化や状況の急な変更に対応することが日常茶飯事。その経験があるおかげで、会話の途中で話題が急に変わったり、予想外の質問が飛んできたりしても、柔軟に対応できるようになっていました。
最初は困惑することばかりでしたが、数週間経つ頃には、お客様との会話も少しずつ弾むようになってきたんです。スタッフの先輩たちもサポートしてくれましたし、何より自分の趣味が接客の現場で役に立つんだということに気づいたことが、大きな自信につながりました。
おもしろいことに、自然の中で過ごす休日の話が、意外と多くのお客様との共通の話題になったんです。おすすめのキャンプ場の話をしたり、登山コースについて情報交換したり。仕事だからという枠を超えて、純粋に趣味の話で盛り上がることもありました。
趣味を通じて生まれた新しいつながり
そうしているうちに、本当に素敵なつながりが生まれ始めました。ある常連のお客様とは、話が合いすぎて、実際に一緒にキャンプに出かけることになったんです。仕事の枠を超えて、共通の趣味を通じた友人関係のような関係が築けた。こんなことが出張ホストという仕事の中であり得るんだなと、その時初めて気づきました。
新宿でこういう仕事をしていると、いろんなバックグラウンドを持つ人たちに出会います。その中で自分の趣味や価値観を素直に話せる環境があるというのは、本当に貴重だと感じるようになりました。満員電車で身動きも取れなかった頃の自分からは、想像もできないような展開です。
応募してから見えた将来の道筋
実は、この仕事を始めたきっかけには、もう一つ大切な理由があります。将来は田舎暮らしを実現させたいというのが、ずっと心の奥底にあった夢なんです。自然に囲まれた場所で、今よりもゆったりとした時間を過ごす生活。その夢を叶えるには、資金が必要になります。会社員の給料だけでは、その準備に時間がかかりすぎてしまうんです。
出張ホストという仕事は、その資金づくりの強い味方になってくれています。高額な案件も多いですし、週末を中心に働いても、本業の給料とは比べ物にならないほどの稼ぎが期待できます。即金で報酬を受け取れるのも、大きな魅力です。
今、毎月着実に貯金が増えていくのを見ると、田舎暮らしという夢が現実に近づいているような感覚があります。数年前には、こんな働き方があるなんて知りもしませんでした。副業として出張ホストを選んだことで、人生が大きく動き始めた感じがします。
働く仲間から学ぶもの
職場で一緒に働いている仲間たちを見ていると、みんなそれぞれ明確な目標を持って動いているんです。そういった環境にいると、自然と自分も頑張らないといけないなという気持ちが湧き上がってきます。
スタッフの皆さんも本当に親切で、困ったことがあるとすぐにサポートしてくれます。求人に応募したときは、正直こんなに充実した環境が待っていると思っていませんでした。働く場所として、自分の目標に向かい合える環境として、これ以上ない場所だと感じています。
満員電車の中で息苦しさを感じていた日々は、もう過去のことになりました。週末は東京・新宿で新しい出会いと経験を重ね、平日は会社員として安定した収入も得る。趣味も仕事も人間関係も、すべてが自分のペースで充実していく感覚。この働き方なら、田舎暮らしという夢も、そんなに遠くない気がしています。自分たちの人生を主体的に切り拓いていく。出張ホストという仕事は、そういう働き方を実現させてくれる場所なんだと思います。
太郎 21歳 会社員

