バスケの挫折から一念発起!プロビリヤードプレイヤーを目指す体育大生

スポーツ推薦で入学した僕を襲った大怪我

21歳の体育大生です。高校時代はバスケットボール一筋でした。インターハイにも出場して、卒業後はスポーツ推薦で体育大学に進学できたときは、プロへの道が少しずつ現実になってきた気がして本当に嬉しかったです。大学でもバスケ漬けの毎日を送っていて、充実した日々を過ごしていました。ところが大学2年生の春に膝に大きな怪我を負ってしまい、競技を続けることが難しいと医師に告げられました。

正直、あのときはかなり頭が真っ白になりました。ずっとバスケのためだけに生きてきたようなものだったので、それが突然なくなってしまった喪失感はかなり大きくて、しばらくは立ち直れませんでした。やけになって毎晩飲み歩くような荒れた生活が続いて、自分でもこのままじゃまずいとは思いながら、なかなか気持ちの整理がつかない日々でした。今思えば、あの頃の自分はかなりしんどい状態だったと思います。

馴染みの店で出会った先輩が人生を変えた

飲み歩いていた頃に通っていた馴染みの店で、出張ホストのキャストをしている先輩と仲良くなりました。明るくて話しやすい人で、荒れていた当時の僕にも気さくに声をかけてくれました。その先輩がプロビリヤードプレイヤーを目指しているという話を聞いて、最初は「へえ、そんな世界があるんだ」くらいの感覚でした。でも話を聞いていくうちに面白そうだなと思い始めて、ある日一緒にビリヤードを体験させてもらうことになりました。

やってみると、これが思った以上にハマってしまいました。先輩に「センスがいい」と言ってもらえたことも素直に嬉しくて、気がつけば夢中になっていました。それからは先輩にいろいろ教えてもらいながら練習を重ねるようになり、今ではまずアマチュアの大会で優勝することを目標に、毎日練習に励んでいます。プロバスケットボール選手の道が閉ざされた今、自分にはこれしかないと自分に言い聞かせながら、全力で取り組んでいます。1年前にビリヤードのビの字も頭になかった自分が、今こんなに燃えているというのが我ながら不思議で、人生って本当に何があるかわからないなと思います。

出張ホストの仕事で生活も気持ちも安定した

先輩に紹介してもらって出張ホストの仕事を始めてからは、生活面でも気持ちの面でも随分と安定してきました。新しい目標ができてからは自然と気持ちが前向きになって、お客さんと話していても楽しいと感じることが増えました。明るくなったねとお客さんに言ってもらえることも多くなって、指名も順調に増えてきています。荒れていた頃とは自分でも別人みたいだなと思うことがあります。

仕事としても夜の時間帯に短時間でしっかり稼げるので、昼間の練習時間をしっかり確保できるのが自分のスタイルにぴったりです。プロビリヤードプレイヤーとして食べていく道は決して楽ではないことはわかっています。それでも出張ホストの仕事を続けながらであれば、ある程度余裕のある生活を送りながら競技に集中できるので、大学卒業後もこの仕事は続けていくつもりです。夢を追いかけながらきちんと生活できる環境があるというのは、本当に心強いです。

挫折が導いた新しい夢と先輩への感謝

まさか1年前まで、ビリヤードにこれだけ本気になるとは夢にも思っていませんでした。バスケの怪我がなければ、この先輩とも出会っていなかったし、ビリヤードも出張ホストも知らないまま過ごしていたと思います。あのときは本当につらかったけれど、今となってはあの経験があったから今の自分があると思えるようになりました。挫折って、案外悪いことばかりじゃないのかもしれないですね。先輩には出張ホストを紹介してもらっただけじゃなくて、新しい夢まで与えてもらいました。本当に感謝しています。これからもビリヤードも仕事も、全力で楽しんでいきたいと思っています。

優大 21歳 学生