建築バイトで鍛えた体が武器になった
僕は今、都内の大学に通う2年生です。高校生のころ、両親が離婚して以来、母と2人で暮らしてきました。家計は決して楽ではなく、大学への進学も奨学金がなければ難しかったと思います。少しでも母の負担を減らしたくて、大学入学と同時にアルバイトを探したのですが、普通の時給では物足りなくて、日雇いの建築現場の仕事を選びました。重いものを運んだり、炎天下で作業したり、正直かなりきつい仕事でしたが、おかげで体力と体つきにはそれなりの自信がつきました。
ただ、時給は高くても、日雇いなので入れる日数に限りがあって、毎月の収入はどうしても不安定でした。もっと安定して稼げる方法はないかと探していたころ、友人から出張ホストのバイトを紹介してもらったんです。「俺より全然稼げるよ」と言われて、最初は半信半疑でしたが、話を聞いていくうちに興味が湧いてきました。
マネージャーの言葉と初日からのご指名
面接の日、マネージャーの方に「君はルックスもいいし、すぐに稼げるよ」と言っていただいたときは、素直に嬉しかったです。建築現場では体力しか褒められたことがなかったので、少し照れくさかったのを今でも覚えています。まずは週3回のシフトから始めることになり、正直なところ、お客さまがついてくれるか不安でいっぱいでした。
でも、蓋を開けてみると初日からご指名をいただけたんです。最初はどう振る舞えばいいか戸惑う場面もありましたが、お客さまが気さくな方だったこともあって、気づけばリラックスして会話を楽しめていました。接客業は初めてでしたが、人と話すことは元々そこまで苦手ではなかったので、そのあたりは案外スムーズに慣れていきました。
週3回で月20万円超え生活に余裕ができた
週3回という無理のないシフトでも、毎月20万円以上稼げるようになりました。建築現場のバイトでは考えられなかった金額です。まず真っ先にしたのは、母に毎月一定額を渡すことでした。最初は「受け取れない」と言っていた母も、少しずつ素直に受け取ってくれるようになって、そのたびに頑張ってよかったなと感じます。
生活に余裕が出てきてからは、自分のためにも少しずつ投資できるようになりました。以前は値段を気にして手が出なかったブランドの服を買ったり、ジムに通い始めたりと、学生生活がぐっと充実してきたんです。ジムでのトレーニングはバイトにも相乗効果があるので、一石二鳥だと思っています。精神的にも余裕が生まれて、勉強への集中力も上がった気がします。
就職後も週1ペースで続けたいと思う理由
将来のことも少しずつ見えてきています。叔父が不動産会社を経営していて、「将来は後継者として来てほしい」と言ってくれているんです。転勤のない安定した環境で、しかも身内の会社というのは、僕にとってとても心強い選択肢です。就職後は腰を据えて仕事を覚えながら、叔父の会社を一緒に成長させていけたらと思っています。
そしてもう一つ、出張ホストのバイトについては、就職してからも週1くらいのペースで続けてもいいかなと考えています。転勤がないからこそ、シフトのやりくりがしやすいというのもありますし、何より接客を通じて磨かれるコミュニケーション力は、不動産の仕事でも絶対に活きてくると思うので。それくらい魅力的なバイトだと、今は心から感じています。学費の心配をしながら重いものを運んでいたころの自分に「大丈夫だよ」と教えてあげたいくらいです。
MIZUKI 20歳 学生

