旅を愛する自由な生き方を選択
僕は23歳のバックパッカーで、昔から旅が大好きです。学生時代もアルバイトで稼いだお金をほとんど旅費にあてて、休みがあればバックパックひとつで飛び出していました。気づけば、旅をすることが僕の生活の一部であり、人生の軸のような存在になっていました。
そんな僕が学生の頃、どうしてもまとまったお金が必要になったことがありました。海外旅行の資金を貯めたかったのですが、普通のアルバイトだけではなかなか追いつきませんでした。そこで偶然見つけたのが、出張ホストのバイトです。最初は不安もありましたが、挑戦してみると意外と自分に合っていて、何より短期間でしっかり稼げることが大きな魅力でした。
アジアを巡り人との出会いを楽しむ
それ以来、海外に行くときには、旅の前に短期で出張ホストの仕事をして資金を作るのが僕のスタイルになりました。贅沢はできませんが、最低限の費用があれば十分。僕の旅は基本的に貧乏旅行なので、宿はゲストハウスやホステルを利用し、移動もローカルバスや電車が中心です。そのおかげで現地の人と触れ合う機会が多く、毎回心に残る出会いがあります。
行き先はアジアが多いのですが、特に食文化に触れるのが大好きです。安い屋台から少し高級なレストランまで、さまざまなお店を訪れて味を学び、現地の人と話しながら料理について教えてもらう時間が最高に楽しいのです。僕は食べることも作ることも大好きなので、現地のコックと仲良くなってレシピを分けてもらうのが、いまや旅のライフワークになっています。
料理の夢と次なる旅への準備
今は次の旅に向けて資金を貯めているところです。目標はモンゴル。広大な草原やゲルでの生活、遊牧民の暮らしに触れながら、どんな食文化に出会えるのか、想像するだけで胸が高鳴ります。現地の人と料理を囲みながら交流する瞬間を夢見て、日々の仕事も頑張れています。
将来的には、25歳か26歳までにアジア料理のお店を都内で開きたいと考えています。旅先で学んだ味や空気感をそのまま持ち込み、お客さんに「ここは日本なのに、まるで旅をしている気分だ」と思ってもらえるお店を作るのが夢です。料理を通して人を笑顔にしたい気持ちはずっと変わらず、そのためにいまは経験も資金も着実に積み重ねている段階です。
出張ホストが支えてくれた自由
出張ホストの仕事は、人によってイメージが違うかもしれません。でも僕にとっては、夢を実現するための大切な手段のひとつです。短期間で高収入を得られるからこそ、旅を続けられますし、将来のお店の開業資金も少しずつ貯められています。もちろんサラリーマンとして堅実に働く道もありますが、僕は「こんな生き方もある」ということを知ってほしいのです。
旅と料理と出会い、そして少し変わったアルバイト。その組み合わせが、僕の人生を自由にしてくれました。これからも明るく前向きに、自分らしい道を歩んでいきたいと思っています。
壮太 23歳 フリーター