大学を退学したいと考えるほどの夢がありそのために応募しました
僕は某大学の一年生。恐らく知っている人が聞いたら「堅実だね!」と言われるような大学の経済学部なのですが、父親が地方都市で不動産会社を経営しており、母親も元々はそこで働いていた従業員というつながりで、両親ともに僕がこの会社を継ぐことを強く望んでいます。なので、親の希望もあって、この大学に入学したのですが、実は僕は、子どもの頃からパティシエになるという夢がありました。
子どもの頃は「なれたらいいなぁ」という程度だったのですが、大学に入り自分にとっては退屈な経済や建築の勉強ばかりを強いられて、より一層、人を喜ばせるお菓子作り、華やかでアッと驚かれるようなお菓子作りをしていきたいと強く思うようになり、実はこの大学を退学することを考えています。もちろん、恐らく両親には反対されることは目に見えているので、退学後の生活費や製菓学校の学費を稼ぐ必要があるなと思っていたときに、出張ホストのバイト募集広告を見つけました。
目標は半年で両親を説得できるだけの貯金をすること
出張ホストのバイトは、かなりの高収入ですし、僕は自分の味覚などはしっかりしておきたいので必要以上にお酒を飲みたくないと思っていたのですが、こちらでは無理やりお酒を飲む必要がなくそうした名でも安心。また、場所が新宿でしたので、今の大学の帰りに寄ることもできてアクセス良好。自分にとって、これ以上ない仕事先でした。
現在では、週5で仕事をしていますが、場外指名メインでありつつもかなり稼げているので、来年の4月には、学費と生活費くらいは貯められそうな感じです。それに、それ以降も、この仕事を続けつつなら親から勘当されたとしても、一人暮らしをしながらも専門学校に通うこともできる金額です。この調子である程度の貯金を確保して、年末年始に実家に帰った際には、貯金通帳を見せて親を説得しようと思っています。
しっかり筋を通しつつも自分の目標に向かって生きていきたいです
本来なら高校の時点で親と喧嘩してでも、自分の夢を伝えて、製菓学校に通うなりすれば良かったのですが、僕がつい遠慮してしまったり、うじうじと悩んでしまったから1年間とはいえ、両親に負担をかけて入学金と1年分の学費を無駄にさせてしまうことになったのだと思っています。
ですので、自分の夢は貫きたいのですが、筋も通していきたいと強く思っているので、親の支援がなくなったとしても、製菓学校に行きながら出張ホストのバイトで親に返済していきたいなと思っています。そして、ゆくゆくは地元に帰り、自分の店を持ち、地元の人はもちろん、他県からも来てもらえる有名製菓店になりたいと思っています。こうした夢を支えてくれる出張ホストのお店にも感謝していますし、僕の夢を熱心に応援してくださるお客様もたくさんいることに、勇気づけられています。
久宇田(仮名) 19歳 学生