ヒモ生活が終わって出張ホストバイトを見つけました
元無職……と言うとちょっと違うのですが、自分は元々は風俗店スタッフとして働いていた時期がありました。それで、そのときに知り合った風俗嬢と付き合うことになって、そのまま家に転がり込み、自分はその後店を辞めて、いわゆるヒモとしてダラダラ生きていました。ですが、そのうち彼女が仕事に疲れて、風俗嬢を辞めて田舎に帰ると言い出して、説得はしたんですけど、やっぱりヒモである以上説得力もなくて、結局は彼女とは別れることに。当然、家も追い出されてしまって、一時的に友達の家に居候させてもらっていました。とはいえ、さすがに男友達は彼女と違って厳しいので、月5万の生活費を入れるか、2週間以内に出て行くかを選んでおくようにと言われて、自分も田舎に帰るハメになるのかなと考えていた時に、ネットで出張ホストの求人をたまたま見つけて、スタッフ志望として応募することにしました。
キャストとスタッフの掛け持ちで採用されました
面接に行ってみると、現在スタッフは募集していないとのことで、とりあえずバイトのキャストとして雇ってもらいつつ、他のスタッフが休みの時にサポートとして店の仕事を週に1~2回手伝ってもらうという条件で、採用してもらうことにしました。仕事内容的に、風俗を見ていたのでちょっと斜に構えていたかもしれませんが、とても楽しくて、お客様に無理矢理お酒を強要されたり、売り上げのために無理をしたりということもなく、自然体で稼ぐことができます。客層的にも、きっと上流階級の方が多いからかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で、正直ヒモ上がりの自分ですが、ここを見つけられてよかったと思うほど、働き安いです。あと、お客様と一緒に行ったこともないような場所に連れて行ってもらったり、隠れた名店なんかでご馳走になることもあるので、スタッフとして応募しましたが、これはこれですごく楽しいです。
将来的にはスタッフとして働きたいのですが今はこのままで
スタッフとしての仕事も、風俗やキャバクラと違ってキャスト管理は男性なので、仕事はとてもやりやすいですし、キャストではなくても上はちゃんと頑張りを見てくれる方ばかりですので、やり甲斐もあります。
居候していた友人宅にはお礼のお金を渡し、いったんは無料の寮に暮らしいたんですが、すぐに新宿のマンションに引っ越すこともできました。なんとなく、ヒモ生活よりも、地に足を付けて生活している今の自分の方が、自信が持てるのか、お客様からの人気もちょっと上がった気がします。自分はたまたま出張ホストのバイト募集を見つけられてラッキーでしたし、キャストも高収入なのでいいのですが、やっぱり裏方が向いているタイプだと思うので、将来的にはスタッフとして働きたいと考えています。今はそのための勉強期間と思って、がっつり稼いで、しっかり勉強していきたいと思います!”
神谷(仮名) 25歳 スタッフ兼キャスト