交通事故が原因で挫折…出張ホストになり自信がついた

交通事故で退職し自信をなくしてしまいました

高校を卒業してからすぐにミネラルウォーターのルート配送の仕事に就いていたのですが、20歳の時に交通事故を起こしてしまいました。単独事故で誰も犠牲にもならず、大事にもなっていなかったのですが、元々体を動かすのが好きで、単純作業なのが気に入っていたんですが、怪我をしてしまったこともあり、ハンドルを握るのが怖くなってしまいました。

会社では「もう事故を起こすなよ」「運転任せて大丈夫か?」等、恐らく悪気はないんでしょうが、ずっと言われ続けてしまい、自信をなくして21歳の時に退職してしまいました。それから1~2ヶ月は引きこもって生活をしていたんですが、出張ホストをしていた友人が落ち込んでいた自分を見かねて声をかけてくれて、誘ってくれました。高額バイトなので、ノルマとかがキツイのではと不安になったのですが、新宿ならわりと近いので、物は試しとやってみることにしました。

想像以上に楽しかった出張ホストの仕事

面接時にすごく緊張していたのがばれたのか、マネージャーさんには「絶対大丈夫だから気楽にね」と励ましてもらい、とりあえず週3で働くことにしたのですが、初めて見た出張ホストの仕事は、かなりやりがいもあり、何より楽しい仕事だとわかりました。

元々ルート配送だったのであまり人と接するようなことはなかったのですが、ともかくお客様の話を聞いて、自然体で接するようにしていたら、初日から自分を指名してくださるお客様もいて、とても嬉しかったです。自分を必要としてくれるお客様から指名してもらうことで、この仕事は成り立つため、指名をもらえる度に自分に自信が持てるようになったんです。親しいお客様などには事故の話などもしたのですが、そうしたことが自分の心の癒やしにもなったのか、いつの間にか車を運転できるようになって、今では店外指名でドライブを楽しんでもらうこともあります。そんなときには「ああ、運転ができるようになってよかった」とも思えますし、事故のことは完全に過去の戒めとして消化できた気がします。

次のステップを目指しゆっくりと活動中です

思っていた以上に、自分は人と話すことが好きだったんだなということもわかり、ずっとルート配送の仕事だけをしていたら気がつかなかった自分の一面を知ることができて、良かったです。高収入を稼げることもあり、生活水準も上がりました。ちゃんとした食事も取れるようになりましたし、運動もしたりして、怪我のリハビリにもなりました。

出張ホストの仕事をしているのにちょっとおかしいですが、おかげで規則正しい生活を送ることができて、心身ともに健康になったような気がします。とはいえ、このまま甘えてずっと出張ホストのバイトを続けていくこともできないので、ゆっくりと昼職に戻る算段を立てています。次は、人と接することの楽しさを知ったので、営業職を中心に現在就職活動中です。

涼(仮名) 21歳