靴職人としての夢を叶えるためにダブルワークを

自分は、群馬県のとある有名な靴製造工場に勤務している、まだ青年とも呼べるような年齢の靴職人の見習いです。靴職人といっても今時の人にはぱっと思いつかないかもしれませんが、「言の葉の庭」というアニメ映画で、主人公が女性の靴をデザインしたり、造ったりしていたかと思いますが、それをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

そもそも工場で作る靴も、大本の木枠が必要となりますしそうした基本の型を作る仕事もあるんですが、自分が目指しているのはオーダーメイドで造る靴工場での職人です。ですので、将来は靴職人として独立を考えているのですが、慎重というか、ビビリな性格で、借金をして独立するのがちょっと抵抗あるので、なんとか少しでも自己資金を貯めておこうと、副業にチャレンジすることにしました。

週１で新宿の出張ホストのバイトをしています

初めはネットで出張ホストのバイトの求人募集を見て、「なんだこれは」と疑いました。だって、ノルマもないし、シフトも自由。それに仕事内容もそこまでキツく無さそうなのに高収入だったので、なにか裏があるのではと思ったのですが、面接でスタッフの方にしっかりと話を聞き、ちゃんと店舗を持っていて、しっかり違法なことをせず、なによりキャスト第一で営業をしているのが伝わりました。

もちろん、こちらの事情を配慮して、顔出しＮＧにしてくれたりしたので、とても感謝しています。現在では週一で東京に出向いて、出勤ホストの高額バイトをさせてもらっています。出張ホストの仕事は短時間でもしっかり稼げるので、昼の仕事にも影響が出ませんし、それでいてお金もちゃんと手に入れられるので貯金ができるのが魅力的です。また、お客様の中に、裕福で靴にこだわりのある方がいて、靴のオーダーメイドもしてくださったりと、本業にも良い影響があって、とても良かったです。

やったらやった分だけ努力が帰ってくる仕事です

そもそもお客様は大半が裕福な方々なので、独立するさいの注意点やコツなんかを教えてくれたり、有意義なアドバイスをもらったりできるので、すごくためになって助かります。今のうちに、靴を注文してくださる顧客を、しっかり掴んでおけば独立後も安心だなと企んでいます。夢に向かってコツコツ頑張りたい自分にとっては、努力したら努力した分だけ、自分に大きくメリットが帰ってくる仕事だと感じています。

また、出張ホストの仕事も身なりに気をつければより捗る仕事なので、同業者からの注文もくるようになるのではないかと、ちょっと期待しています。「仲間なんだから、ちょっと安くしてよ」なんて冗談で仲間からも言われますが、こうした言葉も靴職人を目指す自分の励みになっています。あと、１～２年で資金も貯まりそうですし、がんばってやっていきたいと思います！！

巧真（仮名）　22歳　靴職人