遺伝的なギャンブル好きを断ち切れずに…
言い訳だと思われるかもしれませんが、自分は子供の頃からパチンコ屋に出入りするような家庭環境で育ちました。その親の影響で、やっぱり自分も学生時代からギャンブル三昧。
パチンコスロット、競馬競艇、こっそり仲間内とかけ麻雀をしたことも。親が賭け事でずっと貧乏していた当時のまま、自分も高校卒業と同時に家を追い出されてからすぐに、貧乏生活をすることになりました。当然、ギャンブル運がないくせにギャンブル好きで、親譲りの金遣いの荒さもそのままだったので、今日は勝つかもしれない。明日勝ったら電気代が払える…とんな風に取り憑かれたように、借金までしてのめり込む始末。とはいうものの、カイジのような逆転劇なんかもあるわけなく。三件の消費者金融の借金が限度額ギリギリとなり、電気を止められたり、家賃が払えなくて友達に借りたりして「ああもう限界だな」と感じたために、食品加工の工場の仕事をしながらも、週に2?3回、出張ホストのバイトをすることにしました。
借金返済の為だけのつもりが働きやすさに驚きました
元々この高額バイトの求人募集は、高額系求人サイトで見つけました。借金はかなりの金額であったものの、高卒で真面目な企業なんかは面接すら無理だろうし、肉体労働も向いていないし、メンタル的には弱いので営業とか、介護とかもダメだし、何より効率よく高収入をゲットできるような仕事でなければと探していたので、ラッキーと思い応募。面接でもマネージャーさんから、本業の合間にできるような自由なシフトだということを聞かされて、合格をいただいた翌日から、迷わず働かせてもらいました。仕事内容は、心配していたようなノルマもないし、当然肉体労働でもないし、お客様にちゃんと向き合って対応していけば、自分でも問題無く勤まるので安心です。それに、場所も新宿でアクセスがいいし、高収入。返済のために見つけたバイトとはいえ、昼の仕事よりも居心地がよくて、正直驚いています。
借金返済の目処が経つまでは二足のわらじで頑張りたいです
出張ホストのバイトで、色々なお客様の話を聞いたり、仲間やマネージャーに人生相談なんかをしていくうちに、自分のギャンブル癖のなにが悪かったのか、ツキがないのはなんでなのかなどがわかるようになってきました。いきなりギャンブルを辞めるということは難しいのですが、だったら少し勉強してデイトレーダーとかを目指したり、株を買ったりするのも自分の性に合いつつも、無駄金を使うこともないかなと思っています。メインの仕事は来年役職がついて給料が上がる予定ですし、夜の仕事の方が確かに居心地は良いのですが、仕事自体は特に嫌いじゃないので、本業をしっかり続けながら、借金返済の目処がつくまでは、副業も頑張りたいと思います。そして、資金をしっかり貯めたら、最低限の仕事を確保しつつ、デイトレなどで余剰金を増やしていこうと思います。 淳(仮名) 21歳 工場勤務