一攫千金のために立ち上がって
こんにちは。僕は、ラーメン屋で修行をしながら出張ホストの掛け持ちバイトをしている21歳です。専門学校卒業で、新卒でとある歩合制の営業会社に入社しました。自慢の負けん気を生かして一攫千金してやろうと考えていたのですが、労働環境のあまりの劣悪さと競争で正直勝てないという思いを痛感して、半年で挫折してしまいました。
しかし、何をやるにもとにかくお金だという思いは変わりません。単純な競争には勝てないかもしれないけれど、ある程度は心身共に負担がかかっても仕方ないという思いで、そのあとはラーメン屋で修行しながら、このバイトをしている状態です。ラーメン屋は上下あるけれど自分はそういうのは苦手ではないし、やっぱりメンタル鍛えられるところと、あと独立してからの夢がでかいのも魅力です。
ラーメン屋での一攫千金も自分の野望ではありますが、今は出張ホストのバイトでかなり稼ぐことができているので、このままの状態が続いてもいいかなとも考えています。けれど、実はこのバイトも自分で応募したのではなく、ツキに恵まれてのことなんです。
もともとは紹介で入りました
出張ホストの求人募集については辞めた営業会社の元同僚に聞きました。こういう高額バイトがあるんだけど、おまえなら向いていそうだしやってみたら? と言われたんです。その同僚も短期間やっていたみたいですが、別の仕事を始めるにあたって、僕を変わりに紹介してくれたという流れでした。
だからこの仕事を始めたことはまったくの偶然ともいえます。実際僕と出張ホストというのはなかなか結びつきそうにもないキャラなので…。だから、本当に最初は緊張で胸がバクバクとしました。同じ接客業といってもラーメン屋とはまったく違う世界ですし、接するお客様の雰囲気とかも洗練されていて、どこか場違いのような気がしました。
けれどそのような不慣れな期間はすぐに乗り越えることができたと思います。そのへんは場数です。何日かとりあえず出て、お客様のお相手をしていれば、いずれ慣れます。そうはいっても、今でも修行中だと自分を油断させないようにしていますが…。
独立を目指しながら勉強中です
正直なところ稼ぎの面でいえば修行中のラーメン屋と出張ホストでは比較になりません。圧倒的にこちらの方が稼ぐことができます。それにこのような水商売の世界を覗いてみることで、本当に多様なお客様と接することができて自分の中に得がたい経験値が重なっていくし、僕みたいに半端に就職して辞めた人間にとっては最高の社会勉強になっていると思います。
ただラーメン屋のスキルも磨きたいので、一応軸足はそちらの仕事に置いているつもりです。トータルで同年代と比べて高収入であることは、まあ間違いないだろうと自分で言うのも生意気ですが実際そうなので不満はありません。不定期出勤でも十分です。
新宿の街にも慣れてきて、東京でこれだけお金を稼ぐことができていれば、自己満足度も高い生活が送れます。このバイトを始めて心のゆとりから生活のクオリティから、何もかもが変化しました。今後も「とにかく稼ぐこと」を目標に楽しんでいきたいです。
湧(仮名) 23歳 フリーター