コロナの影響で転職してきました
このご時世で、僕がもといたキャバクラは閉店。気配はあったのですが、いざ、事実の通告を受けてみるとかなりの打撃で、社員でもなかったので何も手当てとかも出ず、本当にただの職無しになってしまいました。おまけにその時点での貯金は、たった10万とかそれくらいです。
キャバクラのボーイからの転職というのはただでさえ難しいんです。水商売やってた奴か、と見られますし、そういうのはまあ、仕方ないのですが…。ただ、本当に救われたのは、幸いこんなコロナの時代にも、経営はいたって順調な出張ホスト店があったことでした。
店長とマネージャーが知り合いだったみたいで、「おまえ、できそうか?」と言われて、即飛びつきました。もともとボーイだったので、裏方で入ったのですが、「キャストやってみないか?」と言われ、「はい」、と。入店一ヵ月後に、キャストとしてお店に出ました。
今はキャストメインで時々裏方です
キャバクラのボーイから転職、この店ではたまにあるパターンみたいですね。やっぱりみんな店舗スタッフやりたがるみたいなんですが、「君はキャストの方が適正あるかもしれない」とマネージャーから言われたので、言われるままに(笑)言われて悪い気分しませんし。
それで実際やってみると、確かにキャストの方が楽しいんです。しかも、稼げる。高収入とはこのこと。高額バイトは他にも候補としてはいろいろあると思うのですが、求人募集にこういう「楽しさ」みたいなのって、リアルに書かれてはいないですよね。本当にお客様と接するのは楽しいし、何が楽しいといって、そもそもお客様がユニークな方が多いんです(笑)
だから、必然的にそういう方と接するのは面白い、というわけで…。その上いいお給料をもらえるのだから、良いものです。そもそもキャバクラのボーイやってた頃から、なんでこっち紹介してくれなかったんだと、あっちの店長のことをちょっとアレに思うくらい(笑)今はキャストが8割、ときどき手が足りないときに裏方を手伝っています。
お金は「貯金」に使っています
これだけ良いお給料をもらっているんだから、ちょっとくらい贅沢してもいいんじゃないかと思うのですが…。キャバクラ時代より明らかに安定して稼げるようになったとはいえ、根が貧乏性なのと、将来何があるかわからないので、浪費せずコツコツ貯金しています。
やっぱりいきなり閉店、失業みたいないことが、まあこの老舗店に限っては大丈夫でしょうけどないとはいえないので、ひとつの目標として、貯金2000万円貯まるまで頑張ろうと思っています。今、ちょうど4分の1くらいまでいったかな? まだまだですね、そこは。
本当に失業した当初は「終わった」という思いでしたが、このようなご縁に恵まれ助けられました。自分は紹介というかたちで入ってきましたが、もちろん求人募集を見て普通に応募してくる方にも親切なお店なので、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。
栄太(仮名) 24歳 元キャバクラボーイ