キャバクラのボーイから転職!キャストの待遇の良さに大満足

最初はスタッフ希望できたんですが

前まで新宿のキャバクラのボーイをやっていたのですがコロナの影響で閉店・失業になってしまって、その次を探していたところに、友達の紹介でこの出張ホスト店のことを知りました。似たようなこと経験しているからいける、と思って、スタッフ希望で応募してみました。

ただ、お店の人には「今は空きがないから、とりあえずキャストでやってみてほしい。どっちかというと現場に向いているタイプだとも思うし」と言われて、キャストになったんです。自分としては裏方でのんびりやりたかったのですが、入店してから店舗スタッフさんの苦労している姿を見て、あ、やっぱりこっちの方が良かったな、と考えが変わりました(笑)

そうは言っても、前に出るようなタイプではないんですけどね、もともと…。転職前のキャバクラのボーイしていたときも、ヘタするとキッチンに回されていることもありましたし。まあそれでも水商売の感じは好きなんで、働かせてもらえるなら仕事内容は問わないという感じでした。

三ヵ月後に売上5位に!

売上ランキングというものがあるんですが、こんな消極的な感じの僕が、なんと入店してから三ヵ月後には5位になったんだから、ビックリしました。このお店の5位というと、結構な高収入になります。たぶんこれを超えられることは、今後ないんじゃないかな(笑)

でも自信がついたのは事実です。俺だってなんだかんだ、やればやれるんじゃないか、と思いました。実際お客様にリピートで指名されてそれくらいの売上になったので、やっぱり接客面で気に入ってもらえたのだと思います。特に何か工夫したとか、そんなことはないんですけどね…なんでだろう。

もしかしたら、そういう適度なゆるさみたいなものが、お客様にとってはちょうどよかったのかもしれないですね。僕はそんな営業かけたりするタイプでもないし、なんかぼーっとしている感じなので、そういうのを癒しみたいに思われる方が多かったのかもしれません。そういえば、売上5位だった月は、わりと静かな雰囲気のお客様から連続で指名していただくことが多かったように思います。そのあたりは、相性みたいなものもあるのかな?

自分を客観的に見つめ直す機会にもなりました

求人募集を見てやってきたときには「裏方志望です」みたいなことを、まあちょっと生意気にも言ったもんだなと今は思います。いきなりお店のことも何も知らずに務まる仕事でもないですしね…キャストのバイトで入って、自分だって表舞台に立てるんだ、と思えたことはすごくいい経験になりました。

まだ若いくせに自分で安易に自分の適正とかを判断して、視野や行動力を狭めてしまうのは良くないなと感じました。ここに転職してきて、思わぬ自分の能力みたいなものを発見できたこともあって、お店やお客様とのご縁には感謝してもしきれません。

それにキャスト、本当に普通に楽しいですしね(笑)いろいとデートしたりとか…やっぱりお客様としゃべってなんぼの水商売だなと思います。

佑紀(仮名) 23歳 元キャバクラのボーイ