漫画家志望が出張ホストの仕事を通じてチャンスを得ました

ネタ探しみたいな動機で応募しました

漫画家志望で、ネットでいろいろ書いて、たまーに作品が売れる程度です。それだけではもちろん生活できないのでバイトもしながら、あー、こうやって何もできないヤツが完成していくのかな、とか思っていました。なんかどっかでカツ入れてマジで漫画に取り組まないといけないと思っているのですが、どうにもそのスイッチが入らない、煮え切らない日々。

そこへ漫画のネタ探しにでもなれば、と思って高収入の求人募集を見ていたところ、出張ホストというバイトに目が留まりました。これはなんだろう、わからないけれど、とにかくいい響きです。もしかしてネタにでもなるんじゃないかと、ちょっと好奇心がくすぐられて応募しました。

仕事そのものについて、その時点では正直、あんまり深く考えていなかったですね(笑)実際どんなもんなんだろう、とかイメージする前に飛び込んでしまって、それが逆に良かったんだと思います。自分はどちらかといえば内向的な方なので、考え込むと、そのままドツボにハマったでしょうから。

すぐに慣れて稼げるようになりました

そんなノリでやってきたからには何か洗礼を受けそうなものですが、そういうこともありませんでした。なんということもなくお店にはなじめました。あるいは、お店の方で僕と相性の良さそうなお客様を、選んでつけてくれたのかもしれません。そういう配慮があったのだとしたら、本当に感謝するばかりです。

それに仕事そのものを僕自身相当楽しんでいますね。当初予定していたようなネタ探しというこちらの下心も、洗練されたお客様との会話で十分に満たされていますし(笑)ただなかなかどうして漫画の方には、本気になれない部分がありますけどね…というのもこの仕事が結構稼げてしまうので、そこで欲が止まってしまう、というか。まあ言い訳かな。

けれどチャンスというのは思わぬところで転がってくるもので、このお店にお客様として来店されていた広告代理店の方と知り合うことができ、ちょっとした漫画広告の仕事を依頼されるようになったんです。おかげで、ネットで自分の作品を切り売りしていた頃とは違う額の報酬が手に入り、おかげで、本業との両立ということも思わぬ形で見えてきました。

この世界をきっかけに自分の道を

自分の仕事もお客様に気にいってもらえて、さらにその方のツテで、出版社の方を紹介してもらえるかもしれない、というところまで話が進んでいます。まさか鳴かず飛ばずの漫画家志望の自分が、出張ホストのバイトからチャンスを得られるとは…本当に想定外の展開!

なんとか未来を明るく思い描くことができるようになり、このバイトを始める前とは、本当に別人みたいです。もちろんラッキーという部分も大きいですが、それを掴んだからには確実にモノにしたいと思います。

とはいえ、出版社の方に紹介してもらうからには、それなりの作品も準備しなければならないわけで、これからしばらく、こちらの仕事は控えないといけないかもしれませんね。ここが本気の出しどころと思って、できる限りのことを、全力でやりたいと思っています。

昌(仮名) 22歳 漫画家志望

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