借金500万の風俗漬けの僕です
さすがにやりすぎだとは思うのですが、風俗で500万ちょっと。借金を抱えて、さあどうしよう、もう無理かな、と感じてましたね、途中から(笑)別に踏み倒すつもりはないですが僕の仕事は家電量販店の派遣社員です。なかなかこれだけじゃ現実問題、返済は厳しい。
ということで求人募集をあたり、副業を開始したのですが、これが意外と面白いんです。レンタル彼氏。正直それまで聞いたこともなかったですけどね。なんか稼げるナイト系みたいな職種に絞って高額バイトを探していたら、これを見つけたんです。もちろん本業と両立してやっています。
これが案外僕にハマってというか、なんだか借金500万も抱えていると開き直りでいっそそのすがすがしさがウケるのか、ワケを話すと「何それ」を面白がってもらえたりして、なんだか自分でも深刻になりきれないし、別に最悪自己破産でもいいからどうせならもっと借りまくってみたいな調子乗った話をしていたら、ある日、とある出会いがあったんです。
出版業界のお客様と繋がって風俗ライターに
お店に通う方には様々な職種のお客様がいらっしゃいます。その中でも僕を珍重してくれているお客様からの紹介で、出版業界の方とつなげていただいたんです。その方もお店のお客様なので、接客をしながらだんだんと親密になって、風俗ライターをやってみないかと声をかけていただきました。
実際僕の年齢くらいでここまで風俗に入れ込んでいるヤツはいないらしく、「君みたいな人間が書く方が圧倒的にリアリティがある」と言われ、慣れないながらも過去の体験からいろいろと書いてみました。さすがに最初は校正につぐ校正でしんどいものがありましたが、なんか自分的にこれまで気付かなかったんですけど、文章を書くのはキライじゃないみたいで、記事が採用されるたびに自信もついていきました。
なんだか今では、家電量販店の派遣社員という立場が、別に不要なものにも思えてきましたね。最新商品が出るたびに知識をインプットしないといけないのも疲れるし、何より自分は風俗ほど家電が好きではないし(笑)じゃあどうしようか、と考えると、ひとつの答えが見えてきました。
風俗ライター兼レンタル彼氏もアリ?
ライターとしての僕はまだ駆け出しですが、レンタル彼氏としては多少落ち着いてきました。こちらの仕事の方である程度の収入が約束されているようなものなので(と言いながら気は抜けないですが)、文章を書くのが好きな自分を育てていきたいな、と思うんです。
しかもそれが自分の好きな風俗のことならば、もう潜入でも新規開拓でもアポ取りの取材でも講習でも(笑)何でもやりますよ、という感じです。つまり風俗ライターとして一人前になりたい、今ではそんな、ちょっと曲りくねりというものですがそんな気もあります。
借金のことはまだ何とも言えない状態ですね。本業、副業、そして風俗ライターをやりながら、じょじょに返していくしかありません。ただ飛んじゃえというヤケな気持ちはなくなりました。そういう意味では、多少まともになったのかもしれないですね。
悠輔(仮名) 22歳 派遣社員