店舗業務はまた違った角度からお店を見れます
元キャストで、今は店舗業務に関わっています。キャスト歴は二年くらいです。そのあいだにもいろいろなご厚意に恵まれ、こうして今、裏方に回らせていただくことができました。よくしていただいたお客様には今でもたまにお声掛けしたいただき、感謝しております。
しかし出張ホストのイチキャストから店舗業務に回ったときにはそれなりの戸惑いはありました。何せ、自分がこれまでやってきたことを、まさしく裏側から見るわけで、なかなか簡単に仕事を覚えることもできず、最初のうちは電話対応だけで手一杯。そうそうぬるいものではないです。
けれどこの仕事は好きです。それに将来独立を考えていて、そのためにも絶対に知っておかなければならないことがいくらでもあるので、勉学だと思い、気張っています。けれどマネージャーからは「まあ最初は気楽にやれよ」と言われていて、確かにそう意気込みすぎて空回りするのもあれなので、失敗して当たり前、とは思いませんが、時間をかけて勉強しようと今はそう考えています。
シフト管理が大変ですが働く立場では良いです
出勤自由というのが魅力のお店なので、不定期に出勤するキャストが多いです。自分も元キャストとしてこのシステムに甘えていたので大きな声では言えませんが、これがなかなかシフト管理の側に回ると、しんどいものがある(笑)そうはいっても在籍数が相当多いのでそこはまあ数にものを言わせてではありませんが、なんとか、やりくりできていますね。
そう思うとアレですね、やっぱり自分だって、そういう風にスタッフさんのおかげで稼げていたわけですね(笑)そこは忘れちゃいけないな、と痛感します。そのときのことを考えるといろんな人に頭が下がる思いです。お客様にはもちろん、お店にも感謝しています。
求人募集が出ているときにはよく知られた高額バイトということもあってか、応募数も相当あるので、なかなか対応に手間取ったりしますが、そこも自分の役目ではあるのでちゃんとこなさないといけません。今は面接もちょこっと覗かせてもらいながら、勉強中です。
独立の日を思って勉強の日々は続く
幸いマネージャーが独立に対して応援してくれているので、ビジネスとしてこの仕事を考えて店舗スタッフをやる毎日は、充実したものとなっています。スタートからどうやってこれだけのシステムを築き上げるのか、そういう面も、今後教えてもらいたい部分ですね。
ただそこはわかっている面もあって、何よりお客様なんですね。間違いないです。お客様あっての僕たちです。いいお客様と出会い、良い時間をご提供する、そういうシンプルな原則で成り立っている世界ではあるのですが、そうは一口に言っても実現するのは大変です。
しかし何にせよ僕にとってこの仕事は魅力的だし、キャストで入ったときから今まで、少なくともお給料の面で不足に感じたことは一度もありません。だから「本気」になれる、これもリアルな部分です。
健(仮名) 24歳 元キャスト