狭い薬局から世界へ飛び出す
某ドラッグストアで薬剤師やっています。薬剤師やっているからにはまあ給料はいいんでしょうといわれますね。その通りかもしれません。同年代よりは確かにまともな給料は得ています。でも労働環境を想像してみてください。どういう雰囲気か、わかりますよね?
そうです、一言でいえば「窮屈」です。人間関係も決まりきっているし、毎日狭い狭い薬局の中での勤務で、ストレスが溜まりにたまって爆発しそうになっていました。何がストレス発散になるか、僕の場合、酒を飲んでワイワイすることです(笑)典型的すぎますかね。
でも、ふと思ったんです。じゃあ、そういうのを、なんか副業的にできないか、と。水商売関連。これまで考えたこともなかったですが、堅物の僕にもそういうのが務まったりするのだろうか。カジュアルバーの店員とか…求人募集を見繕いました。ネットで評判もいろいろと見て、新宿にはチャンスがごろごろ転がっていそうで、その中でもっとも魅力的な響きがした「出張ホスト」という高額バイトに、ストレス発散という動機で応募してみました。
お酒がタダで飲めて時間を忘れる
こんなことを言うとバチが当たるかもしれませんが、薬剤師の仕事なんて、本当に今ではなんというか、ここにくる「反動」を作るためのものになっていますね(笑)あっちでストレス溜めて、こっちで発散するというか(笑)なんだか本業と副業が感覚的に逆になるくらい楽しんでいます。
スタートからわりとすっといけたと思いますね。仕事終わりに数時間だけでも、という感じでお願いしたのですが、気がついたら長くいて、なんだかお酒を飲んで我を忘れる寸前までいっていることもありました(笑)今はさすがにそこまで溺れないよう注意していますが。
お客様にも底抜けに明るいといわれたりして、自分の真面目くさった本業からのバウンド的な性格がウケているのかなと感じています。あの面白くもなんともないような日々にもこういう余得があるわけですね。人生、時間の使いようかな、と思う今日この頃ですね。
いつでも稼げるのも魅力だと思います
僕の場合は本業の職場が新宿です。仕事終わりに出勤しやすいのは、ひとつの間違いない美点でしょうね。ちょっと残業があったりもするので、確実にこの日は、という不定期+余った時間をここで過ごしていますが、そういう風にフレキシブルに働けるのも魅力ですね。
自分のお金で飲んでいるわけではないので、お客様に甘えているのは本当です。ただそこも許してくださるというか、懐の深いお客様が多くて、僕的にはこれ以上の副業の職場は今とはなっては考えられないです。最初はどうかな、と思いましたが楽しくやっていますよ。
仕事終わり、時間を持て余している方、そして本業の方でむーっとしている方に、このバイトをおすすめしたいと思います。そういう人は東京中にたくさんいると思うので、ここで僕の書いた文章と出会ったのもひとつのご縁だと思って、お店に問い合わせてみてください。
新(仮名) 24歳 薬剤師