店外指名では得意のマッサージサービスをつけて癒しを提供中

ストレス発散にご利用される方が多いかな

最近はお店の傾向として、ストレス発散の目的でご利用されるお客様が多いように思います。僕たちとしてもそれに対応できるように、とはいえ肩の力を抜いて、まあ楽にいきましょうよ、というスタイルで接客しています。

お店は以前と同じ経営状態じゃないでしょうか。特にコロナのあおりを食らっている風ではないです。というのも、今は店外指名が多いですから。三密を避けられるので、そこでダメージを食らっている飲食店界隈とは少し違いますね。

もちろん早い社会の復活を祈るばかりです。お客様とも、以前のようなテンションで接したいです。でも、自分勝手なことを言うと、こういうのも経験だな、と思います。キャスト歴一年ですが、なかなかビフォアと違った雰囲気で、それはそれで悪くないのかな、と。

マッサージをさせていただいています

僕は資格はないのですが、マッサージは得意です。祖父が整体院を経営している影響で子どもの頃からそういうイロハはなんとなく入っていました。それが今、接客に活きているのだから、何がどうなるかなんてわかりませんね。

コロナ疲れしているお客様を、店外指名でマッサージすることが結構あります。その疲れようは、結構露骨に体に出ていますよ。腰痛の肩が特に多い気がします。どうでもいいですが僕自身は肩こりで、自分で揉めないので、別の接骨院に通っているんですけどね(笑)

けれど、この感じが社会的に始まってから、自分にこういうオプションがあってよかったなと思います。キャストの方でもなかなか難しいと感じる人も多いらしく、僕はその点、この特技で稼げるので、しかも癒しを提供するやりがいを感じながらです。

必要とされていることを幸せに感じます

ただの高額バイトは東京にたくさんあると思います。募集なんか無数に出ているでしょうね。僕は今ではこのお店一本なので、別のことを考えもしませんが、新宿という街だけで見ても、こういう社会だから働き口が減っているわけではないんじゃないでしょうか。

でもそれをやってどう感じるかです。やっぱり仕事は、何か自分がやっていて楽しいとかそういう部分があって、飽きずに続けられることが一番だと思うので、僕はただ高収入というだけで飛びつくことには「待って」と言いたいです。

適正というものは何にでもあります。そこと職と、そして収入が結びつけば、ベストな結果が生まれると思うんです。なかなかそういう例はないのかもしれませんけどね…。

ただ、ひとつだけいえるのは、このお店の雰囲気は抜群だし、出張ホストはその気になって取り組めば、自分も捨てたもんじゃないと思いながら働ける、幸せな仕事だということです。これは他のキャストも言うことで、お客様との出会いにも恵まれ、そこから何か派生して自分の余得になるようなことがあったりと、働くことに「その先」もあるので、いいです。それでなくても、僕はこうやって今はお客様に癒しを提供する面で必要とされることに、喜びを感じていて、誰にでもそういう何かやる意味が感じられるはずだと、オススメしたい気分なんですけどね。

葵(仮名) 23歳 フリーター