英語力を買われてキャストから店舗スタッフ・裏方の仕事へ

英語力を見込まれて運営スタッフに

出張ホストの求人を見つけたのは本当に偶然で、何か稼げる高額バイトでも適当に、という感じでした。大体そんなフリーター生活を高校を卒業してから続けていて、まあ何も目標はないけれどその日その日過ごせたら、みたいな感覚だったので。

新宿のお店で、キャストの募集に応募したんですが、それがなんとなく面接のときの話の流れで長所として「ちょっと英語ができます」と言ったところ、キャストもしながら、運営の方に回ってみないかと言われて、はあ、ととりあえず受け入れました。なんでもやってみないとわからない、むしろ現場よりそういう仕事の方が自分向きかなとも思って。

英語は本当に英検2級くらいの実力です。高校のときにサークルに入っていたので、まあジャパニーズイングリッシュ的に喋ることができる程度ですが、それでもお店では重宝されるみたいでした。店舗スタッフで英語ができると、やはりお客様対応に強いということです。

キャストの仕事で雰囲気を見て運営に

僕はキャストとしては、ちょろっとやったくらいです。本当に一通り雰囲気を見たくらいのものですが、それでもこの仕事が楽しいというのはわかりましたね。何が良いといってお客様に恵まれていることです。そのご予算や、洗練された佇まいなど、素晴らしい方ばかり。

そういう環境で出張ホストをさせていただけるこのお店には、キャストも安心して在籍しているようで、店舗スタッフの仕事も比較的すんなりとなじむことができました。何よりキャストとお客様のマッチングが重要ですが、これも毎日ちゃんと見て雰囲気を掴んでおけばベストな管理ができるし、それがリピートに繋がったときには喜びを感じます。

英語力については、お客様に外国人の方も多いので、そういう意味で役立っています。自分の英語は本当にツーリスティックはレベルに留まりますが、それでもご指名から待ち合わせ場所の取り付けまで、わりあいうまくやれている方ではないかと思います。

ゆくゆくは自分の店を持てたら、とも

この仕事、なかなか楽しいです。本当にふらふら~と入ってきたのですが、今はすっかりなじんでいますし、やりがいを感じています。応募してくるキャストの面接、そして出勤が自由な分キャストの出勤調整など、人を動かすのはなかなか思うようにいかない部分もありますが、それでもその難しさとうまくいったときの喜びにやりがいを感じています。

店舗スタッフの仕事もそうですが、たまにピンチヒッター的にやるキャストの仕事も、気分転換になります。やはりお人柄も素晴らしいお客様とのコミュニケーションは楽しいです。それに外に出て何か仕事ができるというのは、結構この仕事の特権とも言えるんじゃないですかね。自由で面白いですよ。

そんなこんなで給料も良いのでモチベーションもずーっと維持できるし、稼げる仕事として今はこれにドハマりしている状況です。もっと勉強したい。そして実績も作りたい。そしていずれ自分の店を持てたら、ということも最近薄々ですが考えるようになりました。

啓輔(仮名) 22歳 店舗スタッフ