工場勤務からカンパイワークに転職して人見知りな性格を解消

人見知りの自分にうんざりしていました

これまでずっと人見知りできたような人間です。人とのコミュニケーションがとにかく苦手で、工場勤務を主にしていました。ただ、その仕事も別に楽しくてやっていたわけではもちろんありません。やらなくちゃいけないから、食わなくちゃいけないから、仕方なくです。

でもそろそろ疲れてきました。本当にいろんなことに。工場勤務、毎日同じことの繰り返しでたまの休みにも別にすることなんてない。このまま永遠に人生が終わるまでそういう生活を続けるのかと思うと、「さすがにそれは」と自分の中の何かが動いたんです。

「別に恥をかいたっていいじゃないか」「とにかくやってみることだ」という感覚で、思い切って自分とはアゲインストすぎるくらいの、カンパイワークというやつの募集をいろいろあたりました。そして、まったく縁の遠かった出張ホストの求人を見つけ、今はその職に収まっています。日々、なんとかやっています。

自分の性格を変えなくてもやれる

人見知りの性格をいわば克服したくて始めたような仕事ですが、しかし、働き出して直後はやっぱりそれなりのものがありました。それは、そうですよね。まるで反対のことを急にやってみて、いきなり順調というわけにはいきません。

とはいえ、入店して三ヶ月くらい経った今、わりあい自然とお店に溶け込めているのではないかと思います。実際やってみると、本当にお客様が優しい方ばかりで、自分が積極的に話すのでなくても、「聞き上手」になることでお客様がとても喜んでくれることに気が付いたんです。

そうなると、その部分を伸ばそうという方向性になります。相槌にも工夫して、ファッションも相手に自然な感じを与えられるような清潔感あるものにして…そのようなちょっとしたアクセントの付け方で、ずいぶんと仕事はやりやすくなりました。今では「静かに時間を過ごしたい」というご要望のお客様に、自分に優先的にご指名が回ってくることもあります。

可能性が広がる仕事だと思います

新宿という街は広いですね。そこにこういういい仕事があって、自分を変えるすることができる…本当に可能性のあるものだと思います。自分もカンパイワークとは真逆のような位置で工場勤務を続けていたわけですが、それが今では、一人前(よりちょっと弱?)くらいの出張ホストになっているわけですから…。

自分の潜在的な力を引き出して、人とのコミュニケーションにおいて「聞き上手」になるという選択肢を提示してくれたこの仕事に感謝しています。今では、以前のような灰色の毎日には戻りたくはありません。むしろあの頃の後ろ向きな自分を吹き飛ばして、倍返しするような、これからの未来を作っていきたいと思います。

高額バイトで稼げることも確かに魅力の一つだと感じていますが、出張ホストはそれだけではありません。何かこのお店では他に得るものがあると思います。みなさんもそれを探しにやってきてみてはどうでしょうか。きっと自分なりのやり方で、お店でのポジションを確立できると思います。

悠輔(仮名) 22歳 元工場勤務