会社員として毎日を過ごしていた20歳のとき、ふと思ったんです。「このまま給料をもらい続けるだけの人生でいいのか」と。当時の私は営業職で、数字を追うことには慣れていたんですが、本当にやりたいことが何かはまるで見えていませんでした。そんなときに、将来は自分の事業を持ちたいという思いが頭をもたげるようになったんです。
その気持ちが強まるにつれて、副業について真剣に学びたくなりました。セミナーに足を運んだり、起業家のコミュニティに参加したり、とにかく情報を集める毎日でした。自分の事業を持つためには、まず仕組みとしてのお金の流れを理解する必要があると感じていたからです。
副業セミナーで出張ホストの存在を知る
ある副業関連のセミナーに参加したときのこと、出張ホストという仕事について初めて詳しく説明を受けました。それまで、ホストという職業については知っていても、出張型の仕事スタイルがあることは想像していませんでした。セミナーでの説明を聞いていると、これは単なるアルバイトではなく、経営的な視点から学べる仕事なのではないかと気づいたんです。
営業経験を活かせば、自分でも成功できるんじゃないか。そう考えると、これは実業家としての第一歩になるかもしれないという確信が生まれました。本業と並行して副業にチャレンジすることで、限られた時間の中で効率よく成果を出す力も磨けるはずです。その日のうちに求人情報を探して、面接に申し込んでいました。
営業スキルが評価されて即採用
新宿の店舗での面接を受けたときのことを今でも覚えています。採用担当の方に営業経験と自分の人柄について話していると、「この明るさとコミュニケーション力なら大丈夫」という言葉をいただきました。実は、正直なところ採用まで時間がかかるものだと思っていたんですが、その場で決まってしまったので驚きました。
思い返してみると、本業の営業で身につけた「相手の話に耳を傾ける」「その場に合わせた話題を選ぶ」といったスキルが、そのまま活かせる仕事だったんです。お客様との関係構築という点では、営業も出張ホストも本質は変わらないんだと感じました。
本業との両立で学んだ効率性の大切さ
最初の数ヶ月は、正直なところ大変でした。平日は会社で営業をして、休日や仕事終わりに出張ホストの仕事をするという生活になったからです。体力的な疲労もありましたが、それ以上に「限られた時間でいかに成果を出すか」という課題と向き合うことになりました。
時間が限られていると、やたらに動くだけでは成果につながらないことに気づきました。どのお客様にどんなアプローチをすれば、またご指名いただけるか。一度のご来店で、次につながるような信頼関係をどうやって作るか。そういったことを試行錯誤するようになったんです。その結果、数ヶ月後には安定した副収入を得られるようになっていました。
お客様との会話が実業家への教科書に
出張ホストの仕事をしていて一番面白いなと感じるのは、様々な業種で成功している方々と直接お話しする機会に恵まれていることです。実は、多くのお客様が副業について相談してくださったり、ご自身の事業について話してくれたりするんです。
自分が事業アイデアについて話すと、「それはいいと思うけど、こういう視点も考えた方がいいんじゃないか」とアドバイスをくれるお客様も少なくありません。経営者的な思考法や、ビジネスの現実的な側面を、こんな身近で学べるとは思いませんでした。このような関わりの中で、人脈が自然と広がっていくのも実感しています。
副業で稼いだお金を未来に投資する
副業で得た収入をどう使うかについても、最初から決めていました。遊びに使う気はなく、将来の事業資金として計画的に積み立てることにしたんです。これは本当に大事だと思います。副業で稼ぐことも大切ですが、その先の目標に向かってお金を使うという意識がないと、ただの浪費で終わってしまいます。
私の場合、副業で月に数万円稼いだら、そのうち何割かを事業資金として貯蓄し、残りは本業との生活費に充てるという方式にしました。この工夫のおかげで、焦らず着実に準備を進められています。
本業では得られない視点と価値観
会社員として働いていた時期が長かったので、正直なところ視野が狭くなっていたんだと気づきました。同じ業界、同じような立場の人たちとしか接する機会がなかったからです。出張ホストという仕事を通じて、様々な業界で活躍する方々と接することで、世の中の多様性を感じるようになりました。
起業家もいれば、投資家もいます。実業家としての第一歩を踏み出そうとしている人たちとも出会いました。こうした多様な価値観に触れられたことは、私にとって本当に大きな財産になっています。世の中には自分が想像していなかった働き方や生き方がたくさんあるんだということを、肌で感じることができたからです。
実業家への道を着実に進む
今、私の目標は明確です。いずれ出張ホストではなく、自分の事業を立ち上げることです。だから、この仕事を「稼ぐ場所」としてだけでなく、「経営やお金について学ぶ場所」として活用しています。お客様との会話も、職場での人間関係も、すべてが経営や人材育成についての学びになっています。
本業での営業経験と、副業での実践的な経営感覚が相乗効果を生みだしているのを感じています。いつの日か、この経験が自分の事業の強力な武器になるはずだと信じています。
もしも、あのセミナーで出張ホストという仕事の存在を知らなかったら、今の私はいなかったと思います。新宿という場所で、多くの人との関わりを持つことで、自分の人生における選択肢の幅が本当に広がったんです。人生を変えたいと考えている人こそ、こういう環境に身を置いてみる価値があるんじゃないかと、心底思っています。
太陽 20歳 営業職

