新宿で働き始めて数ヶ月が経った今、自分の人生がこんなに変わるとは思いませんでした。毎週末、本業の会社員としての仕事を終えた夜に出張ホストとして東京中を駆け回る生活。正直、最初はこんなに上手くいくはずがないと思っていたんです。でも今、現実が少しずつ自分の理想に近づいていく感覚を毎日感じています。
子どもの頃から、いつか海外で暮らしてみたいという漠然とした憧れを持っていました。世界中を旅して、違う文化の中で生きてみたい。そういう夢を見ながら、気がつけば社会人になって、毎日同じルーティンの日々。休日はドライブが趣味で、ハンドルを握りながら将来のことをあれこれと考えるのが何よりの息抜きでした。助手席で流れていく景色を眺めながら、「いつか絶対にあの国に行きたい」「あそこで暮らしてみたい」と、一人で妄想を膨らませていました。
海外移住への資金作りで、副業を探し始めた
ただ、夢だけでは生活はできません。海外移住を実現させるには、かなりの資金が必要だと現実的に考えるようになりました。本業の給料だけでは貯蓄のペースが遅すぎて、いつになったら目標を達成できるのか不安でした。そこで副業を探すようになったんです。何か効率的に稼げる仕事がないか、休日のドライブの合間にスマートフォンで求人サイトを眺めるようになりました。
そんなときに、知人から「出張ホストって仕事、興味ない?」と声をかけられたんです。正直、その時点では出張ホストのことをよく知りませんでした。ホストクラブのイメージはありましたが、デリバリーホストという働き方があるなんて初めて聞きました。話を聞いてみると、シフトが柔軟で、本業と両立しやすいという点が魅力的に感じられました。稼げるという話も聞いていたので、これなら海外移住の資金作りに向いているんじゃないかと思い始めました。
面接で相談した柔軟なシフト調整が決め手に
実際に応募してみると、面接をしてくれたスタッフの方たちがとても親切でした。「本業の会社員と両立したいんです」と正直に伝えたところ、「それなら無理のないシフトで大丈夫ですよ。週1、2回からでも十分稼げるから、あなたのペースで働いてください」と言ってくれたんです。その柔軟な対応が、僕の背中を大きく押してくれました。これなら挑戦できる、そう思い切って始めることにしました。
初めての勤務日は本当に緊張しました。接客の経験は全くありませんでしたし、どうやって振る舞えばいいのか、何を話せばいいのか、頭がいっぱいでした。先輩キャストの方たちに教えてもらいながら、とにかく自分らしく、明るく接することを心がけました。もともと人と話すのは好きな方で、人見知りもしないタイプなので、その部分が役に立ったんだと思います。
持ち前の明るさが接客で活きて、指名が増えていった
始めてみると、自分の調子の良さというか、お調子者の気質が接客の場で意外と好評だったんです。お客様と話していて、ついついドライブの話になることが多かったんですが、そういう何気ない会話が盛り上がるんですよ。「あ、それならこの場所、穴場で絶景だよ」とか「次はこの国いいよ」みたいに、旅行の話題で盛り上がるお客様もいました。それが嬉しくて、会話の中で海外についていろいろ聞いてみるようになったんです。
そういう何気ないやり取りを重ねていく中で、高額な給料をもらうお客様の中には、世界中を旅している人や、実際に海外で事業をしている人もいたんです。彼らの話を聞いていると、自分の海外移住への夢がどんどん具体的になっていきました。「こういう生活もあるんだ」「ああいう国もいいな」という、実際の経験に基づいた話は、インターネットで調べるのとは全く違う価値がありました。
気づいたら指名も増えていて、数ヶ月で安定した収入を得られるようになっていました。最初は正直、こんなに上手くいくはずないと思っていたので、自分でもびっくりしているくらいです。貯蓄のペースも目に見えて上がってきて、「あ、本当に海外移住が現実的になってきたな」と感じるようになりました。
移住先の候補地についてお客様から聞く、現地の暮らしぶり
特に刺激を受けたのは、移住先の候補地について詳しいお客様との出会いです。その方が実際にその国で暮らした経験があるということで、いろいろ質問してみたんです。「実際の生活費ってどのくらい?」「仕事は見つかりやすい?」「文化的に適応するのは大変?」みたいな、具体的で現実的な質問に、丁寧に答えてくれました。
その方の話を聞いていると、ただ漠然とした憧れだった海外移住が、「こういう手順で、こういう準備をして、こういう生活になるんだ」という、より具体的でリアルなイメージに変わっていったんです。本当に貴重な話をしてくださって、感謝の気持ちでいっぱいになりました。こういう形で、仕事を通じて自分の夢に必要な情報や刺激をもらえるなんて、出張ホストという仕事の素晴らしさを改めて感じました。
同僚キャストたちも、みんな何かの夢に向かって頑張っている
職場で一緒に働いている人たちを見ていると、本当に刺激を受けます。みんな何かしら将来の目標を持っていて、その目標に向かって今、がっつり働いているんです。音楽の夢を追いかけている人、起業を目指している人、スポーツの大会に向けて頑張っている人。こういう人たちと同じ場所で働いていると、「自分も頑張らないと」という気持ちが自然と湧いてくるんです。
それにシフトの融通も本当に助かっています。本業の会社員としてのスケジュールに合わせながら、無理のない範囲で出張ホストの仕事を入れることができるので、どちらの仕事もしっかりやることができています。スタッフの皆さんが親身に対応してくれるので、働きながら「自分は応援されてるんだな」という感覚を持ちながら仕事ができるのって、本当に大事だと思うんです。
もともと調子の良い性格なので、この仕事の雰囲気はすごく合っていると感じています。本業では真面目にコツコツと働く。副業の出張ホストでは、その明るさと人懐こさを発揮して、お客様との会話を楽しみながら稼ぐ。そのメリハリが、今の自分にはぴったりなんです。
海外移住の夢に向けて、コツコツ貯蓄を続ける日々
今の生活に満足しているわけではありません。これは通過点だと思っています。海外移住という夢を実現させるための、大事な準備期間なんです。毎週末のドライブの時間も、今はより一層意味が増した気がします。景色を眺めながら、「あと何年でここまで貯まるかな」とか「移住するならこういう準備が必要だな」とか、そういうことを考える時間が本当に大事な気がしています。
出張ホストという仕事を始めなかったら、今でも漠然とした夢を見ているだけだったと思います。でも、この仕事を通じて、夢に向かうための具体的な道筋が見えてきたんです。資金も貯まっているし、移住先の情報も手に入るし、何より心折れずに頑張ろうという気力が湧いてくる環境がここにあります。
将来は絶対に海外移住を実現させることが目標です。そのために、今はこの仕事を頑張り続けて、コツコツと資金を貯めていく。そしてお客様との出会いや会話から、世界を広げていく。出張ホストという仕事は、単なる副業ではなく、自分の人生の夢を叶えるための大事な相棒のような存在になっています。
翔太 23歳 会社員

