静岡からの上京で人生が変わった。高卒フリーターが半年でNO.3売上の出張ホストキャストに

静岡から上京したときは、正直なところ何もかもが不安でした。ビジネス系の専門学校に入学したのは、親の仕送りで生活しながら学べるという安易な理由だったと思います。進学校にも入れない成績だったし、中学入学後はずっと遊び呆けていたので、自分がビジネスに興味があるわけじゃありませんでした。ただ、新宿での新しい生活は、それまでの自分を大きく変えるきっかけになるとは、その時点では想像もしていなかったです。

高額バイト求人で見つけた出張ホストの世界

上京して間もない頃、ナイトワーク系の仕事を探していました。親からの仕送りで生活することはできましたが、自分で稼ぎたいという気持ちがあって、求人サイトをいろいろ見ていたんです。そこで見つけたのが出張ホストのキャスト募集でした。「高額」「稼げる」といったキーワードが目に飛び込んできて、とりあえず応募してみることにしました。

面接では黒服志望だと伝えたんですが、マネージャーに「君は明るいしキャストが向いているんじゃない?」と言われて、そのままキャストデビューすることになりました。当時は黒服か何かの裏方をやるつもりだったので、最初はちょっと驚きました。でも、明るさが自分の取り柄だと言ってもらえたことが嬉しくて、キャストとして頑張ってみることにしたんです。

お金を稼ぐ喜びと、ビジネスへの興味の芽生え

キャストとして働き始めると、お客様との時間がとても充実していることに気づきました。新宿という街で、いろんなお客様と出会う機会に恵まれました。中でも、お金持ちのお客様が食事をご馳走してくださったりする経験が増えていくうちに、「自分ももっと稼ぎたい」という欲求が自然と湧き上がってきたんです。

その気持ちが芽生えてからは、仕事への向き合い方が変わりました。週5で出勤するようになって、半年ほどで売り上げNO.3に入ることができたんです。正直なところ、最初はここまで成功するとは思いませんでした。お金が稼げるようになって、親からの仕送りには一切手をつけずに生活できるようになりました。中古ですが、車も現金一括購入できたときは、自分の頑張りが形になったようで嬉しかったです。

そして、出張ホストの仕事を通じて、ビジネスへの興味も芽生え始めました。なんとなく選んだ専門学校でしたが、今はビジネス本を読み漁るようになっています。お金の流れ、営業戦略、経営理念など、以前は全く興味がなかった分野に引き込まれています。

お客様からのアドバイスが将来の方向性を決めた

転機は、あるお客様との会話でやってきました。そのお客様は「君は営業向きだし、地頭はいいから本気でやってみたら?」とアドバイスをくださったんです。その一言で、それまで漠然としていた自分の中の何かが、ぐっと引き締まるのを感じました。

自分の適性を指摘してもらう機会って、それまでの人生ではほとんどありませんでした。親に言われるわけでもなく、学校の先生に言われるわけでもなく、お客様という立場の人が時間をかけて話を聞いた上で、そういう指摘をしてくださったことが、すごく響いたんです。その瞬間から、「自分も頑張らないと」という気持ちに火がついた感じがしました。

現在は営業マンへの就職活動、そして将来の夢へ

今は広告代理店の営業を中心に、就職活動を進めています。出張ホストで培った接客スキルと、ビジネス本を通じて学んだ知識が、営業という職種に活かせるんじゃないかと思っています。明るさが自分の取り柄だと言ってくれたマネージャーの言葉を思い出しながら、その強みを営業の現場で思う存分発揮したいと考えています。

最終的には、営業マンとして良い成績を出しながら、いずれは自分で会社を興したいと思っています。進学校にも入れない成績で、一度は諦めかけていた自分が、今こんな大きな目標を持てるようになったのは、この出張ホストの仕事と、関わってくれたお客様、マネージャーのおかげです。

出張ホストの仕事は、単なるアルバイトではなく、自分の人生を大きく変えるターニングポイントになりました。高額な報酬だけでなく、人間関係や自己啓発の場として、本当に価値のある経験ができています。これからも、この仕事を通じて学びながら、次のステージへ進んでいくつもりです。

陸 22歳 ビジネス系専門学校学生