劇団所属の役者が掛け持ちでやっているのは出張ホストです

 
僕は東京に住んでいる23歳の劇団所属の役者です。東京って言っても23区内の家賃高いところではなく、ちょっと外れたところに住んでます。大学進学を機に地方から東京へ進出。在学中から先輩の紹介で出張ホストのことを教えてもらい、どうも働きやすいバイト先だなって思って大学卒業前に出張ホスト店に入店しました。これが僕の出張ホストを始めたきっかけですね。先輩がいなかったら知ることもなかったんじゃないかなって思いますよ。

元々役者志望だったので、就職活動なんてまずしてませんでしたし、卒業後は就職せず、バイトをしながらオーディションを受けては落ちを繰り返した後、役者仲間に誘われ劇団のオーディションを受けて、合格し今はその劇団所属の役者に収まってます。今は劇団の公演を中心に活動中なんですが残念ながら公演だけでは食べていけないので、居酒屋と出張ホストの掛け持ちしてます。

出張ホストのいいところはシフトが自由なところですね

 
出張ホストの仕事の良さは何と言ってもシフトが自由なところ、僕は居酒屋のバイトをやっているのですが、居酒屋はどうしても繁忙期とかに対してシフトは強制みたいなところがあるんですよね。役者としての仕事は割と早く終わるので、それでもいいんですが、学生とかだと自分の予定と中々合わせられなくて困っちゃうんじゃないかなって思うんですよ。それが出張ホストのバイトだとそんなこともない。ガッツリ入って、しばらくしたらまとめて休むとかもできるんで、他のキャストとかだと、まとめて休みを貰って日本一周とか、雪山制覇！とか自分のやりたいこと最優先でやってるみたいなんですよね。そういった自由度が出張ホストにはありますし、夢を追ってる人や趣味を優先したい人にはお勧めかもしれませんね。

いずれは居酒屋経営をしながら役者を続けたいです

 
ちなみに僕は出張ホストの仕事は、お金にどうしても困った時だけ、不定期出勤でやらせてもらってます。こんなわがままなシフトでも受け入れてもらっていてとても感謝していますよ。普通こんなわがままなやつ残しておく必要ないですからね。マネージャーさんにはほんと感謝です。ちなみに出張ホスト単体だけでなく、居酒屋で働くのは、ただで賄いが食べられるという理由と、将来的には、役者兼居酒屋経営もいいかも考えているからなんですよ。

役者で食えない人も多いから、そんな人達が自分のことを優先して働けるような環境の場所も作りたいし、店の中でお客さんの前で演劇ライブをするのも面白そうだなって。場所はそうですねぇ、中野とか新宿でいい場所があれば挑戦したいですね。まだまだ出店できるような資金はないですが、出張ホストという仕事の支えがあれば、何とかなるんじゃないかなって思っていて夢は膨らむ感じです。皆さんも何か夢があるけど資金がないってこまっている方は出張ホストの仕事にチャレンジするといいかもしれません。とにかくマネージャーは夢についてサポートしてくれる人なので、面接のときに伝えれば一緒に考えてくれるかもしれませんよ。

啓二郎（仮名）23歳　劇団所属の役者