マウンテンバイクで大怪我、右手がうまく動かなくなってしまいました
僕は都内に住む22歳の美容師見習いです。元々美容師を志望しており美容師関連の専門学校を卒業後、都内のヘアサロンに就職したのですが、就職してすぐに趣味のマウンテンバイクで大怪我をしてしまい、利き手の右手がうまく動かせなくなってしまったんです。今思えば無理な運転だったかもしれませんね。
マウンテンバイクで山下りが好きだったのですが、まさか自分が大怪我するとは思いませんでした。医者からはリハビリすればある程度は動くようになるとは言われたのですが、美容師の見習いとしては仕事にならないため、収入面とか色々と悩んでいたのですが、美容院にお客さんとして来ていた、現在のマネージャーの紹介で出張ホスト店に入店することにしました。
お客様に喜ばれやりがいを感じてます
キャストの仕事は片手があまり動かなくてもできそうとの事でチャレンジしてみました。元々美容師希望だったので服装は清潔感重視で気をつけてましたし、接客業でもあるので出張ホストの仕事はそこまで苦にはなりませんでした。また、実際働いてみるとノルマがあるわけでもないし、時間も自由に入れるのが魅力。短時間で高収入を得られるのはほんとに助かりますね。
普段美容院でのお客様との会話の延長線上で仕事をしているような感覚だったので、自分としてはすごく働きやすく感じてます。また「会話が楽しい」とお客様にも喜ばれて指名もたくさん入るようになり、やりがいまで感じています。会話が楽しいと言われると美容師を志望している自分としてはとても嬉しいですね。自信を持ってより良い接客をできるように頑張ってます。
独立する夢を叶えるために貯金しようと思います
おかげさまで指名を結構もらえていて、しっかり稼ぐことができ生活はできているのですが、やはり美容師の夢は捨て切れてません。他のキャストも夢を追って勉強や色々なことを頑張っているのを見ていて、僕自身もやっぱり夢を捨てずにやろうと思いリハビリを一生懸命頑張ってます。その甲斐もあってかなんとかハサミを動かせるようになってきたため、先日美容師見習いとして復職しました。
ただ、まだ見習いなので収入は少なくなってしまいますし、出張ホストによる高額報酬の魅力も捨てきれず、出張ホストは副業として不定期でバイトをしてます。お客様の中には髪型の相談とかもあるので出張ホストのバイトが自分の仕事に活かせますし、お客様からは「独立の予定あるの?独立したらお店に顔出すよ」とも声をかけてもらってます。まだまだ独立について考えていませんでしたが、将来の独立してマネージャーに夢を叶えたことを報告したいと思ってます。そのためにも今はダブルワークでしっかり稼いで、しっかり資金を集めておこうと考えています。「カリスマ美容師」と聞くと聞こえが良いのですが、そこに行き着くまではすごく大変だと思ってますし、お客さんがつくまでは今の社会の状況だと生活すらままならない可能性が高いので、ぜひ、こういった仕事をして、最低限の生活ラインを維持しつつ目指していったほうがおすすめです。
泰示(仮名)22歳 美容師見習い