パワハラで前職を辞めた料理人が独立開業を目指して出張ホストの仕事で稼いでます

料理人を目指すも上司のパワハラで距離を置くことに

僕は23歳のフリーター。小さいころから料理人にあこがれて小さいころから料理の本とかを読んでいました。進学はもちろん料理専門学校。専門学校を卒業後、19歳で、都内の料亭に就職したたのですが、下積みが大変なのと、料理人同士あまり仲が良くないように見えストレスがたまる日々でした。また、上司のパワハラが酷く、仕込み以外でもケチをつけられる日々に次々と退職者が増えてました。どんどん標的を変えてきてついに僕にも理不尽なパワハラをするようになり、精神的に仕事がきつくなり自分も退職しました。せっかく一度夢をかなえたのですが、上司のせいで料理が嫌になり、しばらく料理の道とは距離を置くことにしました。退職後はそれなりに給料がよく、夜に仕事ができるバーテンダーのバイトを始めました。始めてしばらくした時に出張ホストをしている常連のお客様と仲良くなり、出張ホストの仕事を教えてもらいました。

借金もありお金を稼ぎたく出張ホストに挑戦

常連のお客様はよく高いカクテルを注文していることもあり、出張ホストと聞いた時は結構稼げる仕事なのかなと思いました。実際聞いてみると、シフトはある程度自由が利き、強制やノルマがない、短時間でも高収入が得られるとのことでバーテンダーの傍らにやるにはピッタリでした。また高収入なのでキャスト同士もギスギスしたりせず、本当に居心地がよいと聞いてホストの怖いイメージとは違うんだなと思いました。恥ずかしい話ですが僕自身借金もあり、バーテンのバイトだけでは完済するのにほど遠く、実際お金に困っていたので、最初バーテンダーの影響が出ない範囲で週1~2回のシフトでできないか相談したところ、ちょうど求人を出していて問題ないとのことで面接を受ける事にしました。

一か月後にバーテンダーとシフトが逆転するくらい稼げるように

ホストの仕事についてはテレビや漫画で見ていた程度の知識しかなくて、罰金や、厳しい上下関係とかもあるんだろうなとは思っていましたがそんなことはありませんでした。出張ホストは副業として週1~2回、時間も短時間でやるつもりでしたが、一ヶ月後には、週4回出張ホストでバーは週1回とシフトが逆転しました。その理由は簡単で出張ホストのほうが給料がよくなったからです。その後、残っていた借金も完済して自然と貯金ができ生活も安定し一度挫折して距離を置いてしまっていた和食の道に戻りたいと考えるようになりました。現在は、バーのバイトは辞めて、個人経営の居酒屋で週1~2回バイトも開始し、料理人として再起を決意しました。個人経営なので料理だけではなく、レジや店の締め処理も手伝わせてもらってます。将来は経営者を目指してここで勉強をしながら出張ホストで資金を貯めてます。和食の小料理屋をやってみたいですね。こじんまりとした常連さんが集う和食料理店を目指したいと思います。

士郎(仮名)23歳 フリーター