僕は神奈川出身で東京在住の21才で前職はキャバクラの元ボーイ。元々両親の仲は良くなく、13才の時に両親が離婚。離婚後は母にはついていかず、父についていき、父親と姉と僕の3人で生活していました。

父親の会社が倒産し借金と自分らを残して夜逃げ

父親がIT系の会社社長で、お金もあり、欲しいものもよく買ってもらい何不自由なく生活していたが、18才の時に事業拡大に失敗して、父の会社が倒産。自宅が抵当に入れられており、突然自分達と借金を残し父親が蒸発してしまいました。当初、大学進学をして、楽しい大学生活を送ろうと考えていましたが、住むところすらない状態のため大学進学は断念

アパートを借りるお金もないため、友達の家を転々とした後、しばらくは親戚の家に住まわせてもらっていました。その後姉が就職し自立。そろそろ自分も自立をせねばと思い、ボーイよりも給料のいいナイトワーク系で寮付きのバイトを探していた時にWEBで見つけたのが出張ホスト店の求人でした。ナイトワークの経験があるからか無事採用してもらいました。

裏方志望だったがマネージャーの後押しでキャストに

元々、キャバクラのボーイをしていたので、経験のを活かしたく裏方志望を伝えたが「君はキャストに向いてる」のマネージャーからの天の一言で、キャストにチャレンジしてみることに。

裏方志望だったのでキャストについてあまり考えておりませんでしたが、ボーイ時代にキャストがどのような対応をしているかを見てきた経験もあり接客は特に問題なく対応できました。最初は指名されるか不安でしたが、お店の集客力が高く、またお店側のサポートが非常に充実しているおかげで、初日から指名をもらえ順調に稼げています。

何より驚いたのがお店の集客力。友達でレンタル彼氏をしている人がいますが、シフトに入っても暇なことが多いとのことで、お店がしっかりアピールして集客しないと稼げないことがわかりました。

老舗のお店だけあって集客力がエグい

老舗のお店だけあって、集客力が非常に高く、裏方のスタッフも大忙しで回しているくらいでした。僕たちキャスト側もしんどい思いをしてまで出て欲しいと言われるようなこともなく自由なシフトでやらせてもらってます。この店に応募して大正解だったなと思っています。1日フルで働く必要がなく、2～3時間程度でもよかったり土日だけや不定期でも働かせてもらえるので自由度が高い仕事だと思います。

お店は毎日忙しいので、指名がなかったり、接客をしていない時は、勉強もかねて時々裏方の仕事を手伝わせてもらっています。
ボーイをやっていた時から思っていたのですが、本心ではやはり裏方の仕事が好きなので、しっかり稼いだ後はゆくゆくは裏方にまわって店舗運営や集客方法を勉強して、独立して自分のお店を持ちたいと思ってます。

今では生活のために稼ぐのではなく、自分のお店を持つという夢のために資金を稼いでいます。住むところもないどん底を救ってくれた出張ホスト。今度は自分のお店を持って以前の自分と同じように困った人を救えるようなお店を作りたいと思います。

陽太（仮名）21歳　フリーター