店外指名でお客様を台湾案内…将来のため「貿易」も勉強中

ホストの道に挫折 そこから転職してきました

もともと、向いていなかったのかもしれませんね、ホストは。女性にモテたくて、という軽い動悸で入店したんですが、想像以上にハードで挫折しました。体力を結構使うんです。

けれど、まあそこそこ稼げてはいたので、金銭感覚はなかなか戻せそうになくて、また別の高額バイトを始めることにしました。求人を見ていて目に付いたのが、出張ホストです。

同じホストでも、何か違うのかな、と思いながら、結構老舗店らしい情報も掴んで、それならと面接に行ってみました。経緯を話すと、「うちはノルマとか営業もないから、そこは安心して」と言われて、その次の日から働き始めました。

まったく違う出張ホストの世界 気分がラクです

同じホストといっても、ホストクラブと出張ホストでは、まったく世界が違います。まずお客様のタイプというか、ホストクラブがかなりきついノリのハードな要求をされるのに対して、こちらは落ち着いたお客様ばかりで、基本、話を聞く、というような接客姿勢です。

これは最初は意外な感じがしましたね。でも、よく考えれば、このお店のような評判のいいお店を、それなりの支払いをされて利用されるお客様は、本職ではたいへんな思いをされているはずです。だから「癒し」を求めてこられるのかな、と自分では想像しています。

接客のスタイルも、どちらかといえば僕の場合は受身です。相槌のレパートリーは増えた感じがします(笑)でも、そういう緩めな感じで仕事をしていても報酬がいいです。ホストクラブにいた頃より、ずっと疲れない。気楽な高額バイトです。

店外指名でお客様と台湾に

自分の場合、ちょっと特殊な生い立ちがあるというか、父親が台湾人なので、台湾にも詳しく、言葉も喋ることができます。小さい頃から何度も父親の故郷には帰っていて、そのときに台湾各所にも出かけていたので、結構街の感じも知っています。

そのことをお客様に言うと、「じゃあ台湾案内してよ」と、店外指名を受け、実際台湾に行ったりすることも何度かありました。今度も実は店外指名で、その仕事がある予定です。

そういう風に、遊びの延長のような感覚で仕事ができるのも、出張ホストならではです。ホスト時代は、店内でどれだけテンション上げてくか、みたいなことばかり考えていて、あの頃は思い返すとつらかったですね。こっちの方が、断然、自分に合っています。

最近、将来は貿易の仕事ができたら、とも思っています

台湾案内の仕事がちょいちょいあって、そういう風にお客様をアテンドしているうちに、これも一種の貿易みたいなものなのかな、と思うようになりました。

特に今は台湾とか韓国ブームで、自分も出張ホストとして、微妙なところで、それに関わっているのかもしれません。そのペイとして、高収入を得ている、とも言えそうです。

いつまでも若いわけではないので、この仕事で熱い指名を受け続けられるのも、あと何年かだと思っています。だから、最近は将来のことをよく考えます。日本と台湾、韓国の橋渡しになれるような、アテンドとか、輸入品などの貿易の仕事ができればいいなと思います。

凛(仮名) 21歳 元ホスト

関連記事