奨学金の返済について悩んでました
僕は都内の某信用金庫で働く金融マン・諒です。実は僕、奨学金の返済についてずっと悩んでいました。社会人になってからずっと毎月毎月結構な額を返済しているのに、返済の目途が立たず、仕事へのモチベーションが年々下がってきていて、途方に暮れている感じでした。
一人暮らしをしているので、毎月毎月ギリギリで、なんとかしてやりくりをしている状態です。でも、貧乏生活をしている割に、奨学金の返済が全く前に進まないのが腑に落ちなくて。今のペースでいくと、ゴールはまだまだ先。
でもあと何年もこんな気持ちで過ごすなんて、考えられません。そこで、奨学金で大学に行った他の友達とかに会って、返済のペースとかを聞くことにしたんです。
副業をしている友達にならって自分も
高額バイトのの副業をすることに
大抵の人は、僕みたいに毎月毎月一定額を返済にあてる感じで、返済のために特になにかをしてる感じはなかったんです。仕事が大変だから、返済のことまで頭がまわらないみたいで。
ところが一人だけ、副業をして繰り上げ返済をしていて、完済まであと数か月っていう人がいたんです。聞けば、週に2回から3回程度、高額バイトを頑張っているとのことでした。
その人の話を聞いて、僕も副業をしようと思いました。本業は残業がとても多いので、週末だけ稼げるような副業を探すことにしました。求人情報を調べていると、出張ホストの募集を見つけました。
最初は「へぇ、そんなのあるんだ!」という感じで特に興味を持たなかったのですが、条件を読んでみると、なかなかの高額バイトだし、週末だけの出勤でもいいみたいだったので、求人に応募してみることにしたんです。
面接に受かればラッキーだし、落ちても現状維持だなと思って。久々の面接だったので緊張しましたが、なんと結果は採用!翌月から働かせてもらうことにしました。
出張ホストは報酬が高いので8割程を返済にあてています
最初のお客様は、今でも鮮明に覚えていますね。自分的にも気持ちに余裕とか無かったですし、最後まで緊張しっぱなしでした。今思えばお客様に助けられた部分が大きいなって思いますが、その時は必至だったので、そんなことには気持ちがいかなかったです。でも、最後にお客様から「とても楽しかったです、有難う」って言ってもらえたから、すごい達成感はありました。
その達成感が本当に気持ち良くて、次も、その次も、と頑張ることが出来ました。少しずつ心に余裕が出てきましたし、仕事にもすぐに慣れることが出来たと思います。肝心の奨学金の返済ですが、出張ホストのバイトの報酬がめちゃくちゃいいので、8割程を返済にあてている感じですね。
週末だけのバイトとはいえ、さすが高額バイトだけあって、返済はすごい順調で、この調子だとあと2年程頑張れば、完済出来るんじゃないかなって思っています。奨学金返済があまりにつらくて、一時は大学へ通ったことすら後悔したこともありました。でも今はそういうこともなくなり、完済まで前を向いて突っ走るのみだと思っています。
あ、そうそう、出張ホストの報酬の残りの2割は、実は外食とかに使ってるんです。ちょっとでも出張ホストの勉強になればと思って、いい店とかを探してます。これも今では密かな楽しみになっていたりするんですよ。
諒(仮名) 26歳 会社員