ダンサーになりたいというのは、子どもの頃からずっと持ってた夢でした。ヒップホップのステージに立つ、あの迫力とかカッコよさに惹かれて、高校生の頃からレッスンに通うようになってたんです。でも実際に本気で目指すようになってみると、現実って結構厳しいんですよね。レッスン代もけっこう高いし、遠征費もかかるし、スタジオのレンタル料だって安くない。稼げるアルバイトを探してても、なかなか思うように時給が良い仕事って見つからなくて、いつも資金繰りのことで頭がいっぱいでした。
もともと自分のダンススクールを運営して、後進の育成にも携わりたいという目標もあったんですけど、開業資金とか考えると、それは本当に遠い話に思えてたんです。毎月のレッスン代をどう工面するかで精一杯で、将来のことまで考える余裕がなかったというのが正直なところです。夢は持ってるけど、そこに向かう道筋がまったく見えてない。そんな悶々とした日々を過ごしていました。
軽いノリで応募した出張ホスト、あっという間に採用
転機が来たのは、ダンスの仲間からの一声でした。「お前、そういう明るいキャラクターだし、おバカな感じも受けそうだから、出張ホストやってみたら?」って言われたんです。最初は冗談かと思ったんですけど、メジャーな仕事じゃないし、ちょっと興味も湧いて。「稼げるんなら試してみるか」くらいのノリで、仲間に紹介してもらうことにしました。
正直に言うと、あんまり深く考えてなかったんです。でも応募から採用まで、あっという間でした。面接の時は、自分の明るさとか話し方が評価されたのか、すぐに「よろしくお願いします」ということになってしまいました。今思うと、こういう人生の大きなターニングポイントって、けっこう軽いノリから始まるものなのかもしれませんね。
ダンスで鍛えた表現力がお客様を楽しませる武器に
仕事を始めてみたら、思いがけないことに気づきました。ダンスで毎日身体と表情を鍛えてきたことが、出張ホストの仕事にすごく活きたんです。ステージで自分を表現する力とか、お客様の気持ちを読み取る能力とか、そういうのが自然と身についてたんだと思います。
最初は会話が得意になるか不安だったんですけど、やってみたらお客様を楽しませるのが意外と得意でした。場を盛り上げるのも好きだし、おバカなキャラクターをちゃんと活かせたのかな。気づいたら指名が入るようになってて、自分でもびっくりしました。早い段階からムードメーカーとして指名をくださるお客様が増えていったのは、本当にありがたかったです。
稼いだ収入がダンスの練習環境を大きく変えた
出張ホストで稼いだお金を、すぐにレッスン代とスタジオ利用料に充てるようにしました。今までは「この月はレッスン何回までにしよう」とか「スタジオは月に何回か」みたいに制限してたんですけど、それがなくなったんです。自分がやりたい練習を、やりたいだけできるようになった。この環境の変化は本当に大きかったです。
以前より思い切ったダンスの練習ができるようになって、レッスンの質も上がったし、自分の技術の成長スピードも明らかに違ってきました。高額な稼ぎで、短い時間で必要な額を確保できるのが、出張ホストの大きな魅力だと感じています。副業ではなく、メインの活動を支える大切な仕事として、今も頑張ってます。
新宿での出張ホスト経験が見せてくれた景色
新宿という場所で働くっていうのも、自分にとって大事な経験になってます。いろんなお客様と接する中で、人生経験もどんどん増えるし、視野も広がるんです。おバカなキャラクターだからこそ、お客様も素のままで話してくださることが多くて、その中から学べることって本当に多いんです。
同じ職場で働いてる先輩たちも、みんな何か目標に向かって頑張ってる人たちばっかり。そういう環境にいると、自分も頑張ろうっていう気持ちがすごく湧いてくるんです。
将来はヒップホップの魅力を伝える指導者に
今の目標は、自分のダンススクールを立ち上げることです。ヒップホップの魅力を、次の世代に伝える指導者になりたい。出張ホストで稼げるようになったおかげで、その夢が一気に現実に近づいた感覚があります。開業資金だって、全然不可能な数字じゃなくなってきました。
ダンスの技術を磨きながら、出張ホストのお仕事も頑張って、着実に準備を進めていくつもりです。軽いノリで応募した出張ホストが、自分の人生を大きく変えてくれました。今は明るく前向きに、毎日を進んでいます。出張ホストという仕事がなかったら、こんなペースで夢に近づくことはできなかったと思います。
ジン 21歳 ダンサー

