カレーショップ店主になったのですが売り上げ不振で困ってました
僕は東京在住の23歳。自営業を営んでます。将来カレーショップを開きたくて高校時代からカレー屋でバイトをしていたんです。ところが、バイト先の店主の体調不良で閉店することになってしまい、それはもったいないと思って自分が引き継ぐことにしたんです。あの当時は全然経営とかバイト管理とかよくわかってない感じだったんですけど、よく引き受けたと思ってます。カレーの味も全部仙台から教えてもらって引き継ぎ、とても美味しいと思っているのですが、なかなか売り上げ上がらずだったんです。立地も悪くないし、味も悪くないのに、なぜか客足が伸びなくて、カレーショップがはやってなかったのかもしれませんね。店を潰して別の仕事をするって考えもありましたが、先代から引きついだ店を潰したくなかったので、生活のために夜にできる仕事を探していました。そこで出会った出張ホスト店で働き始めたんです。
常連様の紹介で出張ホストにチャレンジ
出張ホスト店のキャストになったきっかけは、業連のお客様の紹介でした。常連のお客様が昔出張ホストをやっていたみたいで、夜にできる仕事がないかなって話をしていたときに、昼職との兼業もできるし、昼職に影響がないシフトも組んでくれるってことで興味がわいたんです。そこで新宿のお店を教えてもらって応募しました。面接では正直に昼職をメインでいやりたくて、出張ホストはそんなにシフトに入れないかもしれないことを伝えました。そしたらマネージャーさんは「昼職をメインにしてもらってOKなので、軌道が乗るまで一緒に頑張りましょう。お店にも顔を出させてください」と暖かい言葉をかけてもらいました。入店して、すぐにシフトに入ったんですが、初日から1件指名が入ったんですよね。正直びっくりしましたし、いろんなキャストにも指名が入っていたので、すごく集客力が強いんだなって思いました。もしかしたら何かカレーショップに還元できるかもしれないって思ってます。
今では少しずつお客様が増えています
今。カレー屋は業態を少し変えて平日はランチのみにして週末だけ遅くまでディナー&バー営業にしてます。バー営業をし始めたのは、出張ホストのキャストとして働き始めてから思いついたアイディアなんですよ。バーとしても知名度が上げられるよう、日々SNSとか検索サイトに情報をアップして、集客できるように頑張ってます。もちろんお酒の勉強もしました。インド風なお酒とかもあるので、そういった部分も魅力になればなと。バー営業を始めてから新規のお客様が増えてきたので、売り上げ不振を取り戻せそうな勢いが生まれてきました。出張ホストをやる事でお客様が求めていることを察知するアンテナの感度が上がった気がします。生活のためとだけ思っていたのですが、思わぬところで本業に役になったなって思います。売り上げ不振を取り戻して将来はカレー屋一本で自立できるように頑張りたいですね。
健勇(仮名)23歳 カレーショップ店主