プロボーダー志望の僕が出稼ぎで稼いでるのが出張ホストの仕事です
僕は長野県出身のプロボーダー志望の20歳です。小さいころから雪山が近くにある生活をしていて、すぐにボードにハマりました。同じ地域にプロボーダーがいるので次第に自分もプロボーダー志望になって、いつでも雪山で練習ができるよう、冬の間は地元のスキー場で働いてます。でもそれだけでは一年間食べていけるだけのお金は稼げないので、夏から雪山オープンの間までは東京に出稼ぎしてるんです。
きっかけは、東京なら色んな仕事があるので、とりあえず出稼ぎにはもってこいだなって思ったのと地元だと、知り合いが多くいて仕事しづらいんじゃないかなって思ったからです。この仕事を見つけたのは東京の大学に通う地元の先輩の紹介でした。先輩はサッカーをやりながら出張ホストのバイトをやっているんですよ。決め手はいつでも自由に働けるところと、無料の寮があるところです。今でも籍を置いてもらって期間限定で働かせてもらってますよ。
出勤自由だし同じ趣味の人がいてやりやすいです
出張ホストの仕事って、地元にいたときはなじみがなかったんですよ。長野ってホストクラブとかないんで(笑)。でも先輩から仕事内容や、出勤時間とかが自由なことを教えてもらってました。先輩からの紹介ってこともあってすぐに面接もしてもらえ、マネージャーからも「スポンサーになれるわけではないけど、夢を応援したいから入りたい時にシフトに入ってもらえればいいよ」と後押ししてもらいました。
キャストの間でもスキーやボードとかやっているメンバーがいるのでプロボーダー志望の僕と結構話が合うんですよ。地元の雪山に一緒に行きたいなんて言ってくれるキャストもいますし、お客様の中でもボードを教えてほしいから、シーズンになったら一緒に行きませんか?なんてお誘いがあったりします。色んなお客様がいて、そのニーズにこたえられるようにしているうちのお店は凄いと思いますよ。
今は拠点をマンスリーマンションにしてます
入店した当初は寮に住んでました。すぐ住めるところを探してましたし、家賃が高いのですぐに住もうとしても中々いい物件が見つからなかったんですよね。そういった出稼ぎ者にも寮を提供してくれるお店は最高だと思いますよ。今ではプライバシーのある空間が欲しくなり、退寮してマンスリーマンションに変えました。プライバシー以外にも寮を開けて僕みたいな出稼ぎ者に提供してほしいからって気持ちもあったんですけどね。
東京の家賃は高いので、この仕事をしてなければ今の生活は考えられないと思ってます。今はスポンサーも無く自力で大会にでる費用を捻出したりですとか、ボードのメンテナンス費用も稼がないといけません。シーズンオフ中は出張ホストの仕事を頑張りたいですし、シーズン始まったらプロボーダーが本職になれるよう雪山でガンガン滑りたいと思ってますよ。
歩生(20歳)プロボーダー志望