地方から東京へ 出張ホストで一攫千金

自分にとって、故郷というのは、もう帰る気分も起きないような場所です。

何より仕事がないし、稼げないし、遊ぶ場所もないし、終わっています。

一応働いてはいたんですが、こんなところでグダグタ果てるのは最悪だとある日思いました。

それで、まあ言ってみれば、自分を変えたいというような気持ちで東京に出てきたんです。

でも、もちろんそう都合よく一攫千金できるわけもありません。

持ってきた貯金も底をつきかけた頃に、出張ホストの求人に目が留まりました。

これでダメならもう帰るしかない、という覚悟で、応募して、働き始めたんです。

もちろん、それでもいきなり一攫千金というわけにもいきませんでした。

指名がついて、毎日忙しくなるまで、1ヵ月くらいはかかったと思います。

でも一度お客様に気に入ってもらえると、何度もリピートしてもらえるんですね。

それで稼ぎのベースができて、だんだんと貯金もでき、気が付けば東京でしっかりと自活できている自分に気付きました。

おそらく、同年代の誰よりもいい収入を得ているだろうという感じもします。

もしかすると一般的には、当時自分が思っていたのとは真逆に、東京での生活には夢も何もなくて、実際、地方より厳しいのかもしれません。

けれどそれも、出張ホストみたいなバイトに挑戦すれば、何とかやっていけるんだと思いました。

最近では別に夢もできて、今はその夢を実現するための資金稼ぎに精を出しています。

これからもしばらく、僕を育ててくれたお店にお世話になるつもりです。

俊(仮名) 21歳 アルバイト

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